ドイツ代表の英雄オリバー・カーン氏が観戦

 サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は9日(日本時間10日)、準々決勝でブラジルはクロアチアと1-1で突入したPK戦の末に2-4で敗れ、8強敗退となった。試合中、客席で目撃された大物レジェンドが日本のネットで話題に。「日韓の時の推しww」「サッカー知らない俺でも知ってる」との声が寄せられている。

 ブラジルとクロアチアが繰り広げた激闘をあのレジェンドが見守っていた。

 試合中、たびたび中継の映像に映されたグレーのジャケットを羽織ったコワモテの男性。ドイツ代表の英雄オリバー・カーン氏だった。準優勝した日韓大会でMVPを獲得するなど、サッカー大国のゴールマウスを守り続けた伝説の守護神が、この試合を観戦していたのだ。

 日本のツイッター上でも「オリバー・カーン」がトレンド入りするなど、大いに話題になった。

「オリバー・カーンとか懐かしすぎる」
「相変わらずシブい」
「イケテルおじいちゃんになったな」
「実は隠れファンでした」
「年取ったなあ」
「日韓大会の時めっちゃ応援してた」
「めちゃくちゃ懐かしい名前」
「日韓の時の推しww」
「サッカー知らない俺でも知ってる」

 引退後はドイツの放送局「ZDF」で解説者として活躍したカーン氏。その一方でブンデスリーガ公式サイトによれば、複数の書籍を出版し、経営学の修士号を取得、起業家や慈善家としての顔も持つ。また09年には中国で若手GKを発掘し、ドイツのトレーニングアカデミーで指導を受けるリアリティショーに携わったことを「中国日報」が報じるなど、多方面で活動してきた。

 そして20年1月、古巣バイエルンに執行役員として帰還。昨年7月からは最高経営責任者(CEO)となり、53歳になった今も名門クラブのさらなる発展に向け、現役時代のプレーと同様に全力を尽くしている。

 試合はクロアチアのGKリバコビッチがPK戦でファインセーブを披露するなど、決勝トーナメント1回戦の日本戦に続いてPK戦で躍動。日本人からも「リバコビッチはオリバー・カーン並みの衝撃だな」との声も上がっており、図らずもカーン氏に重ね合わせる声も上がっていた。

(THE ANSWER編集部)