この記事をまとめると

洗車や車内清掃は最低限しかやならいという人は少なくない

■しかし知らぬ間に汚れが溜まりやすい場所がいくつかある

■今回は汚れを見落としがちなポイントを5つ挙げて解説する

ドアまわりの汚れに注意!

 洗車したり、車内を掃除したりと、愛車をきれいにしてやるのは大切というか、気持ち的にいいものだ。ただ、最近はガソリンスタンドのセルフ洗車機にかけたり、拭き上げゾーンでフロアマットを取り出して叩いたり、併設のコイン掃除機をザッとかけておしまいという人が多いかもしれない。ひがな1日かけてクルマをきれいにするというのは絶滅危惧だろう。お手軽でもいいのできれいすること自体はやらないよりもずっといいので否定しないが、落とし穴がある。ふと見てみたら凄いことになっていたというやつで、今回はここだけはやっておけ的な落とし穴ポイントを紹介しよう。

給油口

 セルフで給油することが多くなったが、フタを開けてノズルを差し込んでいるので、汚れについてはあまり気にしていないかもしれない。改めて見てみると、空力の関係か、水アカだけでなく、砂やホコリが溜まっていることが多い。

ドアまわり

 まずドアを開けてステップのところを拭くのは基本。注意すべきは奥の方。つまりヒンジ側で、手が届きにくいのと、目立たないのでおざなりになりがち。さらに見落としやすいのがドア側で、下を見てみると汚れていたり、樹脂部分に靴のあとが付いていたりする。靴のあとは拭いてもまた浮き上がってくることが多いが、消しゴムをかけるときれいに落とせる。

パネルの継ぎ目にも汚れが溜まっている

ハッチまわり

 リヤハッチを開けたフチの部分はルーフから落ちてきた雨水による水アカや、給油口同様に空力の関係もあって汚れが堆積しやすい。とくにヒンジ部分は見えにくいのと手が届きにくいので意識して汚れを落とす。ドアなど開けられるところはすべて開けてきれいにするのが洗車の基本だ。

パネルの継ぎ目

 フェンダーやライトまわり、ドアミラーの付け根など、開けられない部分というかすき間はあちこちにある。洗車して拭き上げたあとに水が垂れてきてイライラさせられることも多いが、汚れが入り込みやすい場所でもある。取り外してきれいにするのは無理としても、毛の柔らかい使い古しの歯ブラシでかき出すようにしてやると、汚れがポロポロと出てきて驚くことも多い。

シートの下

 フロアマットを出して、フロアやシートに掃除機をかけてやることまではするかもしれない。しかし、車内にはさまざまな装備が付いていて、凹凸が激しいのが特徴だ。つまりとても見落としやすい。その筆頭がシートの下で、普段は腰をかがめるにしても上から見て作業をするだけに、目が行かないのが問題。一度、腰をかがめて見てみると、髪の毛やお菓子のクズ、ゴミなどが溜まっているのを発見することも。とくにファミリーユーザーは意識してきれいにしたい場所だ。