昨年、アイコニックなネオングリーンの髪色から、ブロンドヘアに一新した歌手のビリー・アイリッシュ。これまでもさまざまなヘアカラーに挑戦していた彼女は、最近は黒髪を楽しんでいるよう。

これまでも髪型や服装を通してメッセージを発信してきたビリーが、見た目が与えるキャリアへの影響についてインタビューで語ったこととは――。

過去にはオーバーサイズの服と長いネイル、そしてストリート感あふれる雰囲気のヘアカラーがトレードマークだったビリー。

ダボっとした服を着ている理由として、「私のすべてを世界に知られたくない」、「この服の下に隠れているものを見たことがなければ、誰も意見を言うことができない」と話していました。

2021年には、タイトな衣装とブロンドヘアで雑誌の表紙を飾り、イメチェン。「他者から見た“イメージ”に閉じ込められているような感覚」に悩んだことがきっかけとなったそう。

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今回ビリーは、ロングのブラックヘア姿を披露。<High Sobriety>でのインタビューでは、デビュー当時を振り返り、服装に対しての想いを語りました。

「当時は“15歳の子ども”としか見られませんでした。特定のものが好きで、決まった格好や反応、発言をする。それが変えられない気がしたんです。だから全く違う方向に進みました。『私はやりたいことはなんでもできる』と証明しようとしていたんです」

そしてブロンドヘアにしたことで、変化を感じたと言います。

「“男性的”な服を着ている方がセクシーでいられます。ブロンドヘアにしていたときは、一瞬足りとも自分のことをセクシーだと感じられませんでした」
「ブロンドヘアにしていると人から違った扱いを受けました。私の周りの人たちは態度を完全に変えたんです」
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さらに自分のキャリアを通し、ファッションやヘアスタイルが与えるイメージについても言及。

「キャリアを通して“男性的”な格好をしていたので、周りからも真剣に取り合ってもらえた気がします。もっと“女の子らしい”格好をしていたら、尊重してもらえなかったかもしれません」

単なるおしゃれとしてだけではなく、髪型や服装に意味を込めて表現しているビリー。彼女が発信するそのメッセージに注目が集まっています。

※この翻訳は抄訳です。Translation: Haruka ThielCOSMOPOLITAN UK