「サッカーW杯の中継のため放送が1週休みになり、12月1日は2週ぶりの放送でしたが、視聴者の熱は高まるばかり。12月24日にはシナリオブックが発売されますが、予約が殺到しています」

テレビ誌ライターがこう話すのは、ドラマ『silent』(フジテレビ系)のこと。

難病で聴力をほとんど失った青年を演じる目黒蓮(25)の演技に注目が集まっているが、目黒は同作と並行して連続テレビ小説『舞いあがれ!』(NHK)にも出演。ヒロイン・舞の航空学校の仲間・柏木を演じている。

ドラマの撮影や2日に公開された出演映画『月の満ち欠け』の宣伝活動などに加えて、Snow Manとしてはライブツアー中。ファンの間では多忙ぶりを心配する声が上がっているが……。

「『silent』のクランクイン時と比べて体重が2〜3キロ減ったそうです。撮影の待ち時間も手話の練習をしていて、常に気を張っている状態。見かねたスタッフが『ちゃんと食べてる?』と気遣うこともありました」(テレビ局関係者)

『silent』ではクランクインの何カ月も前から手話の特訓を始めたというが、徹底的な役作りは朝ドラでも行われている。

「座学を受講して『航空機操縦練習許可書』を取得し、鹿児島県で飛行機の操縦体験もしたそうです。専門用語も丸暗記するのではなく一つ一つ意味を調べ、“優秀な学生”という役柄にリアリティを持たせるようにしたといいます」(前出・テレビ誌ライター)

しかしそんなストイックさゆえ、極限状態に陥ることも……。目黒は『月の満ち欠け』の撮影時の様子を次のように語っている。

《ずっと役のことばかり考えているので、本当にきつくなって、車の中で1人でボロボロ泣いたこともありました》(「モデルプレス」11月28日配信)

前出のテレビ誌ライターは言う。

「『月の満ち欠け』で目黒さんが演じるのは“大切な人の死を乗り越えられずにいる”という人物。役との切り替えをぱっとできるタイプではなく、前日から気持ちを作って撮影に臨んでいたそうです。役に入り込むあまり、撮影中は精神的にかなり追い込まれていたといいます」

目黒が仕事に全力投球するのには理由がある。

「彼はどんな現場でも必ず『Snow Manの目黒蓮です』と挨拶しており、グループの一員としての意識を非常に強く持っています。

Snow Manはもともと、先輩メンバーで結成されたグループ。そこに途中加入した目黒さんは足を引っ張りたくないとの思いもあり、“個人活動はすべてSnow Manに還元するため”と周囲に話しています。大ブレーク中ですが浮ついた感じはなく、実直に仕事に取り組んでいます」(前出・テレビ局関係者)

すべてはSnow Manのために。限界を超えて舞いあがる!