体重が270キロを超えて自力で立つことさえできなくなった女性が、4年半で167キロ(370ポンド)の減量に成功した。女性は今月7日、痩せてたるんでしまったお腹の皮膚を切除する手術を控えており、TikTokに自身のありのままの姿を捉えたビフォーの動画を投稿したところ大きな反響があった。減量と前向きに闘う女性の姿を『The Daily Star』などが伝えている。

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米カリフォルニア州ロングビーチに住むテレサ・ペアレントさん(Teresa Parent)は、4年半で約167キロの減量に成功した。

テレサさんが減量を決意したのは、体重が約272キロ(600ポンド)になって命の危険を感じたためで、朝5時に起床して運動し、食事療法を取り入れ、メンタルヘルスの問題を解決するために医師のもとに通った。

「体重が270キロを超えてしまっていたから、医師に強く勧められて胃バイパス手術を受けたの。そして規則正しい生活を地道に続けてきたことで減量に成功したのよ。手術を受けたことは全く後悔してないわ」と明かすテレサさん。2020年6月にはTikTokでそれまでの減量の過程や身体の変化、食事などについて投稿を開始、現在のフォロワーは83万人を超えている。

そんなテレサさんの今の一番の悩みは腹部の皮膚のたるみだそうで、今月7日には次のステップである「腹壁形成術」を予定している。そしてその数日前、テレサさんはTikTokで手術前の自分の素の姿を披露。これが大きな反響を呼び、一日の再生回数が2200万回を超えた。

動画では、ベッドの上に座るテレサさんが「あと4日でお腹のたるんだ皮膚を切除するための腹壁形成術を受けるの」と明かし、涙ながらにこう語り始める。

「見れば分かるでしょうけど、こうして座るとお腹の皮膚は膝のところまで垂れ下がってしまうの。皮膚がたるんでいることで、実際の自分よりもっと太って見えるのよ。これは本当につらいことだし、恥ずかしいことよ。」

「それでも私は、自分が『減量と闘ってきた』ということを重視したいの。だって私は自分の命を救うためにここまで一生懸命頑張ってきたんだから。」

「それにあと数日で、このたるんだ皮膚もなくなって、私の人生は永遠に変わるのよ。いい方向にね!」

テレサさんはその後、「自分の経験をシェアすることで、肥満や減量、それに伴う皮膚のたるみなどについての理解を深めてもらえれば…」と言って立ち上がり、Tシャツから2段になってはみ出した余分な皮膚を見せてこう述べた。

「こうやって立つと、お腹の皮膚はかなり下まで垂れ下がってしまうの。この皮膚のたるみによる身体的、精神的な痛みは相当なものよ!」

「だから私は、この皮膚のたるみを取るのが待ちきれないの!」

ちなみにテレサさんのこの投稿には「私も減量中。あなたは私のインスピレーションよ。シェアしてくれてありがとう」「こうやって自分を晒すのは決して容易いことではないでしょうね。あなたの勇気を誇りに思う」「恥ずかしがることなんてないと思う!」「あなたは素晴らしいと思うわ」「あなたを100%応援する!」「これからも闘い続けて!」「手術がうまくいきますように」といった声が寄せられており、テレサさんは「必ず手術後の自分の姿を投稿するから楽しみにしていてね!」とコメントしている。

画像は『Teresa Parent 2020年6月26日付TikTok「Transformation #transformation」、2020年6月26日付TikTok「#morph #transformation」、2022年12月5日付TikTok「#weightloss #weightlosscheck」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)