仲間と滋賀県に旅行した際の写真。酒蔵の跡取りらしく、飲むのは初めから日本酒だったというが、酒に強かったわけではなく、すぐにウトウトしていたという

 生涯で1000人の女性を抱いたといわれる文筆家、カサノバ。18世紀の大淫蕩家に勝るとも劣らない女癖の悪さに加え、妻殺しの容疑で逮捕された男が、長野県塩尻にいたーー。

 事件が起こったのは、昨年9月。長野県議会議員の妻が殺害された。遺体は喉の骨が折れており、犯人は強い力で首を絞めたとみられている。それから約14カ月、逮捕されたのは、事件当初「早く犯人は捕まってほしい」などと語っていた、被害者の夫であり、明治から続く老舗「笑亀酒造」の4代目社長の丸山大輔容疑者(48)だった。

「2日現在、丸山容疑者は『事件当時は長野市の議員会館に宿泊していた』として、容疑を否認。しかし、防犯カメラの解析などから、事件の直前に、丸山容疑者の車が長野市を出発していたことがわかっています。殺害動機で有力な説は2つ。そのうちのひとつが、酒蔵の経営方針をめぐる妻とのトラブルです」(地元記者)

 確かに、近隣住民に話を聞くと、酒蔵の経営状態はよくなかったようだ。

「先代が急に亡くなって、丸山が社長兼杜氏として引き継ぎましたが、所詮はお酒のことは何も知らない素人ですからね。お客さんからは『味が変わった』と言われ、酒店で売れる笑亀の酒は半分以上減りました」

 味の不評から、取引先とのトラブルもあったという。

「1年間で二度も、笑亀さんが酒店からお酒を回収したことがあったんです。理由を聞いたら『お酒が濁っていたり、酸味があって飲めたものじゃない』と、お客さんからクレームが殺到したからだということでした」(同前)

 また、地元・塩尻の市議は、経営のひっ迫についてこう証言する。

「経営が傾き、奥さんが実家の有名漆器店からお金を借りて、どうにか酒蔵を救ったんです。現在は違う会社に経営を依頼していて、『自分は県議に専念する』と言っていました。奥さんも不満が溜まっていたと思います。丸山は県議になって以来、店のことは奥さんにまかせきり。子育ても放り出し、そのうえ女遊びまでしていたというのですから……」

 経営状態が悪化していた「笑亀酒造」だが、捜査線上に上がった彼の動機は、それだけではないという。

「事件の背景に、丸山容疑者の不倫があったのではないかというのです。彼は既婚者でありながら、複数の女性と交際をしていたといいます。不倫相手の一人は、警察から事情聴取を受けたと報じられています」(前出・地元記者)

 地元の酒店店主は、旅行に行った際の丸山容疑者のモテっぷりを思い出したという。

「丸山が県会議員になるまでは、地元の酒店店主らと、年に一度旅行に行っていました。旅行先では、宴会にコンパニオンを呼ぶこともありましたが、まあモテてましたね。気づいたら、彼のまわりをコンパニオンたちが取り囲んで、彼も得意気でした。顔もいいし、慶應卒で頭もいい。おまけに、老舗の4代目でカネもありましたからね。奥さんなしで旅行に行ったとき、いつのまにかコンパニオン2〜3人と夜の街に消えていた、なんてこともありましたよ」

 妻の目を盗んで、旅行先で女遊びを繰り返していたという丸山容疑者。政界に進出した後も、女癖の悪さは直らなかったようだ。ある長野県議がこう語る。

「丸山の女好きは、県議の間でも有名でした。じつは県議になる前にも人妻と不倫して、それが原因で相手女性が自殺したと聞いたことがあります」

 丸山容疑者の“不倫歴”を証言するのは、この県議だけではない。ある長野市議が明かす。

「じつは、長らく長野市内に愛人がいることが、仲間内では知られていました。相手は、地元の自民党関係者の女性で、W不倫。丸山県議は現在2期めですが、塩尻市長選への出馬を打診されていました。しかし彼は頑なに断わるんです。というのも、市長になると一日の行動記録を市に提出しないといけないうえに、長野市に行くこともままならなくなる。だから丸山は、『愛人とつき合えなくなるから、市長選には出ないよ』とまじめに言うんです。彼は地元の塩尻では遊ばず、長野市で開かれる県議会の期間中に遊んでいたようで、よく仲のいい議員と男女4人でコンパしていましたよ」

 ところが、話題に上るのはこの女性だけではなかった。別の市議がこう続ける。

「ある長野市議とも噂になっていました。善光寺付近で、たびたび一緒に飲んでいる姿が目撃されています。彼とは何回か飲みに行きましたが、スナックに行くと、ホステスが『大ちゃん大ちゃん』と言って寄って来てました」

 選挙区の悪評には気を遣っていた様子の丸山容疑者だが、不倫していた女性は長野市内だけではなく、塩尻市内にもいたという。

「商工会のメンバーで、彼とつき合っている女性がいましたね。それに、彼はお酒が入ると誰彼かまわず声をかけるタチだともっぱらの評判。それで、すぐに女性と性的関係を持つというんです」(同前)

 丸山容疑者の“余罪”は、今後もまだまだ出てきそうだ。