Sansanは、アナログな紙書類に依存した業務で発生する「トラブルあるある」をまとめた「紙トラブル番付」を発表した。

 「紙トラブル番付」は、請求書、契約書、注文書、名刺といった紙書類を扱う業務に携わる1000人のビジネスパーソンを対象とした調査をもとに、頻繁に発生している計10種類のトラブル事象を相撲の番付形式で東西の横綱、大関、関脇、小結、前頭にまとめたもの。

 リモートワークが普及する現在でも、多くの企業で請求書・契約書・注文書など紙の書類はいまだ残っている。今回の調査の中で6割以上のビジネスパーソンが「紙の書類があ ることで、業務上の非効率が生じている」と答えており、「2023年はもっと業務のデジタル化やDXを推進してほしい」との声も8割以上から寄せられ、業務上の課題となっていることがわかった。働き方を変えるDXサービスを提供する同社は、多くの企業で発生しているこのような紙書類の業務課題にフォーカスを当て、2023年のさらなるDX推進を啓発するために、「紙トラブル番付」を制作・発表した。

 東の横綱は、データで届いた請求書を紙に印刷・押印、その後スキャンしてデータ保存・メール送付等を行う非効率な「なんちゃってオンライン請求書」。西の横綱は、膨大な数の契約書ファイルから特定の物を探しているが見つからない「契約書迷子」となった。

 大関は、東が「請求書スタンプラリー」、西が「名刺大捜索」。関脇は、東が「FAX注文書 安否確認」、西が「神隠し請求書」。小結は、東が「難読FAX注文書」、西が「契約書押印ストレス」。前頭は、東が「メアド打ち込み目視確認」、西が「契約書ハンコ出社」となっている。