出産のわずか4週間前に、妊娠しているのが「三つ子」であることが発覚した――。そんな驚きの経験について明かしたアメリカ人女性の動画が、現地メディアなどによって取り上げられ話題を呼んでいる。

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当時、夫のカイルさんと1人の息子を育てながらフルタイムで小学校の先生として働いていたジェネビーブ・ノックスさん。息子に弟や妹がいたら素敵だなと思ったジェネビーブさんは、妊娠を計画し成功。

ジェネビーブさんが<Today>に語ったところよると、妊娠20週目までは多胎児であることに気づかなかったんだそう。

当時39歳だったジェネビーブさんは、念のために出生前診断を受けることを決意。結果が全て正常だったため、担当医からはその後に予定されていた妊娠初期の超音波検査を受けなくても良いと伝えられたという。

「フルタイムで仕事をしていたので、通院日が1日減って良かったと思っていたんですが、それが間違いでしたね」と、当時の判断について振り返っている。

妊娠20週目に「双子」であることが発覚

ジェネビーブさんがはじめて多胎児であることを告げられたのは、妊娠20週目に受けた超音波検査でのこと。女性技師が突然静かになり、「あれ? 双子なんですね」と言ったんだそう。

「私は『違いますけど…』と答えたんですが、モニターを見たら、どう見ても2人の赤ちゃんがいたんですよ」

“双子”が産まれるということを知り、「車を変えなきゃ」など様々なことを考えたというジェネビーブさん。ところがその9週間後に別の施設で4Dエコーを受けたところ、今度は「三つ子」であることが発覚。すでに出産の4週間前だったという。

「その時のことは、ほとんど覚えていません。ただただ、ものすごく驚きました」

ジェネビーブさんは、33週と2日で帝王切開出産を経験。約1800グラムの赤ちゃんが2人、そして約1300グラムの赤ちゃん1人が産まれ、3人は新生児集中治療室で治療を受けることに。

三つ子は現在3歳で、元気に保育園に通っているという。

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担当医師によると、多胎児を見落とすことはアメリカでは決して珍しいケースではないそう。

「最初に多胎児だと気付かないことは、そこまで珍しいことではありません。赤ちゃんが小さい場合、他の赤ちゃんの後ろに隠れてしまうことがあります。ですから、26週から28週頃に、見落とされていた赤ちゃんの存在が発覚することがあります」

実際にジェネビーブさんのTikTok投稿には、「私も妊娠初期で1人だと聞かされ、中期のエコーで双子だと言われ、さらに後期のエコーで3人だと知りました」と、自身の経験について綴ったコメントなども寄せられている。