安いSUVは160万円から買える!
SUVは近年、カージャンルの主流であり自動車メーカー各社では、さまざまな価格帯のモデルを販売しています。価格の安いSUV(登録車)も各社にラインアップされており、エントリーグレードの車両本体価格が200万円を切るモデルも少なくありません。
特に安価なモデルは、エントリーグレードの車両本体価格が160万円から180万円台と安く、軽自動車を買う場合と同程度の予算で購入できます。ただ、価格の安さだけでSUVを選ぶと、購入後に機能や性能に不満を感じる場合があるので要注意です。
安いSUV選びのポイント
価格の安いSUVから満足できる1台を見つけるには、ポイントを押さえて車選びに臨む必要があります。次の3点を押さえておけば、SUVの購入後に後悔する可能性は低くなるでしょう。
安いSUV選びのポイントは以下の3つです。
■主な使い方を具体的にイメージする
■重視する機能や性能を決めておく
■予算は250万円以上あると安心
■主な使い方を具体的にイメージする
近年のSUVはアウトドアだけでなく、市街地へのお出かけやドライブでも使い勝手のよいモデルが多いです。そこでどのような使い方をするかで車種が変わってきます。
アウトドアメインで使うならクロスカントリー(クロカン)タイプ、ドライブや日常生活で使う方はクロスオーバータイプがおすすめです。
■重視する機能や性能を決めておく
過去に販売されていたSUVは、悪路も走り抜けるパワーや走行性能が魅力でしたが、燃費性能で見劣りしているケースが多く見られました。
しかし近年のSUVは、電気自動車(BEV)をはじめプラグインハイブリッド、ハイブリッドなどの機能を搭載している車種が増加しており、他ジャンルと同様「衝突被害軽減ブレーキ」など安全運転の機能を備えたモデルもあります。
性能や機能に注目すると、条件に合ったSUVが選べるでしょう。
■予算は250万円以上あると安心
一部のSUVは200万円以下で販売されていますが、ハイブリッド車の購入を視野に入れる場合は、最低でも250万円から300万円の予算が必要になります。
モデルやグレードの選択肢を増やすためにも、SUVの購入予算はなるべく250万円以上を用意したほうがよいでしょう。
SUVで安いおすすめ車種ランキングTOP10
価格の安いSUVをおすすめ順にランキング。エントリーグレードの価格が250万円以下のSUV(登録車)10モデルをピックアップし、コストパフォーマンスと魅力を基準に順位付けしました。
■【10位】トヨタ C-HR(価格:239万2,000円~)
トヨタ C-HRは、近未来的なエクステリアが目を引くクロスオーバーSUVです。ハイブリッド車(2WDのみ)とガソリン車をラインアップしており、ガソリン車では6MT車を選択できます。
C-HRはスタイリッシュなクーペ風ボディを持つ反面、車内の頭上スペースに余裕がなく荷室もやや狭めです。とはいえ、独特のスタイルに魅力を感じるなら、愛車に選ぶ価値の高いモデルといえます。
■【9位】スズキ イグニス(価格:161万1,500円~)
スズキ イグニスはハッチバック風スタイルのクロスオーバーSUV。全長3,700mmのコンパクトなボディにマイルドハイブリッドシステムを搭載しており、全グレードで4WD車を選択できます。
イグニスの最低地上高は180mmと高く、オンロード向けのモデルながらラフロードへの対応力も確保しています。車内はやや狭めですが、リアシートのスライドや折りたたみにより、普段使いや小旅行で困らない程度のスペースを確保することが可能です。
■【8位】ホンダ ヴェゼル(価格:227万9,200円~)
ホンダ ヴェゼルは、スタイリッシュで使い勝手に優れるクロスオーバーSUVです。クーペ風デザインのボディや、多彩にアレンジできる広い車内が特徴のモデルで、ハイブリッド車とガソリン車をラインアップしています(どちらも4WDを選択可能)。
ヴェゼルのリアシートはスペースにゆとりがあり、かつ座面の跳ね上げやフロアへの格納ができて便利です。またハイブリッド車では、モーター駆動主体のEVライクでスムーズな走りを楽しめます。
■【7位】スズキ ジムニー シエラ(価格:186万3,400円~)
スズキ ジムニー シエラは、頑強なラダーフレーム構造を採用する本格SUVです。パートタイム4WDやリジッドサスペンションなどの古典的メカを備える硬派なオフローダーで、ガソリンエンジン搭載の4WD車のみをラインアップしています。
ジムニー シエラは走行性能重視のモデルであり、乗り心地がほかのSUVに劣るうえに、2ドア車のためリアシートの乗降性がよくありません。とはいえ、オフロード走行性能はクラス随一であり、その点だけで選んでも損のないモデルといえます。
■【6位】スズキ クロスビー(価格:184万300円~)
スズキ クロスビーは、親しみやすいルックスとワゴンライクな広い車内が魅力のクロスオーバーSUVです。全車にマイルドハイブリッドシステムを搭載しており、全グレードで4WD車を選べます。
クロスビーのボディは全長3,760mmとコンパクト。それでいて車内は天井が高く、リアシートの足元空間にも余裕があります。また、オンロード向きのモデルながら、180mmの最低地上高を活かした悪路走行が可能なこともクロスビーの長所です。
■【5位】三菱 RVR(価格:214万3,900円)
三菱 RVRは、オーソドックスでオールマイティーに使えるコンパクトSUVです。デザインアイコン「ダイナミックシールド」採用のフロントマスクが力強さを感じさせるモデルで、全車に自然吸気ガソリンエンジンを搭載しています。
街中で乗りやすいサイズのボディや、ロングツーリングに適する大らかなドライブフィールなどがRVRの魅力です。また、RVRは最低地上高が205mm(一部グレードは195mm)と高いため、ラフロードや雪道でも安心して走行できます。
■【4位】マツダ CX-3(価格:192万5,000円~)
マツダ CX-3は、洗練された躍動感あるエクステリアが魅力のコンパクトSUVです。ガソリン車とディーゼルエンジン車をラインアップしており、全てのグレードで4WD車を選択できます。
CX-3はスポーツ指向の強いモデルであり、カーブの続く山道ではリニアなハンドリングを楽しめます。また、6MT車を選べることもCX-3の特徴です。乗り心地はやや硬いものの、実用的なドライバーズカーをお探しの方にマッチするモデルといえるでしょう。
■【3位】トヨタ カローラ クロス(価格:199万9,000円~)
トヨタ カローラ クロスは、50年以上の歴史を持つカローラシリーズ初のSUVモデルです。都会的で洗練されたエクステリアや、実用的な車内設計などが特徴のモデルで、ハイブリッド車とガソリン車(2WDのみ)をラインアップしています。
カローラ クロスの荷室は奥行きに余裕があり、5名乗車時でも487リッターの積載容量を確保できます。ワイドボディがもたらす走行安定性もカローラ クロスの魅力で、カーブや高速走行で不安定さを感じさせません。
■【2位】ダイハツ ロッキー(価格:167万7,000円~)
ダイハツ ロッキーは、先進性と空間効率が魅力のコンパクトSUV。エンジンで発電してモーターで走行するシリーズ式ハイブリッド車(2WDのみ)と、オーソドックスなガソリン車をラインアップしています。
ロッキーのシリーズ式ハイブリッド車はEV感覚の運転が楽しめて、かつ車内静粛性と燃費も良好です。また、ロッキーは居住性と積載性が高く、ガソリン車は大きなサブトランクも備えています。
■【1位】トヨタ ヤリスクロス(価格:189万6,000円~)
トヨタ ヤリス クロスは、人気のコンパクトカー「ヤリス」をベースに開発されたクロスオーバーSUVです。クールで力強いイメージのエクステリアが目を引くモデルで、ガソリン車とハイブリッド車がラインアップされており、どちらも4WD車を選択できます。
ヤリス クロスの魅力は、充実した安全装備、高性能な4WDシステム、燃費性能の高さなど。積載性やインテリアの質感はライバルにやや劣るものの、コストパフォーマンスはクラス最上級といえます。
SUVを安く買うなら中古もおすすめ!
なるべく安くSUVを買いたい場合や、コスパのよいSUVが欲しい場合は、中古車を選ぶのも1つの手です。中古のSUVであれば新車より安く購入できますし、少ない予算で高グレード車を狙うことも可能です。
ただし、安さだけで中古のSUVを選ぶと、購入後に修理が必要となり、大きな出費につながる可能性があります。また、安く買えるからと低年式のSUVを選ぶと、性能や機能に不満を感じる結果になりやすいので要注意です。
安い中古SUVを探す際は、購入モデルの目星をつけて、程度のよい高年式車が予算内で買えるかチェックするとよいでしょう。新車から5年落ち以内で走行距離が5万km以下かつ 、修復歴なしの中古車が予算内で買えるモデルは、購入候補にする価値があります。
【コスパ最強】安いSUV中古車3選
■スバル XV
スバル XVは、普段使いしやすく悪路にも強いクロスオーバーSUVです。コンパクトで街乗りしやすいボディや、カジュアルなルックスなどが特徴のモデルで、最低地上高は200mmと高く全車が4WDとなっています。
XVの中古車を探すなら、狙い目は2018年から2020年モデル。走行距離5万km以下、修復歴なしの車両が車両本体価格170万円から200万円前後で流通しています。より安くXVを入手したい方は、走行距離7万km以下で車両本体価格130万円から140万円台の2017年式モデルを探してみるとよいでしょう。
■日産 エクストレイル(3代目モデル)
日産 エクストレイルは、レジャーユースに使いやすいタフなミドルサイズSUVです。高性能な4WDシステムや汚れに強いインテリアなどを特徴とするモデルで、5人乗り車と7人乗り車がラインアップされています。
中古で安くエクストレイルを購入したいなら、おすすめは3代目モデルです。3代目エクストレイルの中古車価格は、修復歴のない走行距離5万km以下の2018年から2020年モデルの場合で車両本体価格180万円から200万円程度。2017年式であれば同程度の価格でハイブリッド車も流通しています。
■マツダ CX-5
マツダ CX-5は、実用的かつ運転が楽しいミドルサイズSUV。力強さと機能美を感じさせるエクステリアや、人馬一体感のある走りが魅力のモデルで、ガソリン車とディーゼル車がラインアップされています。
現行型CX-5の中古車価格は、車両本体価格170万円から400万円前後が相場です。コスパ重視で選ぶなら狙い目は2018年から2020年モデル。修復歴なしで走行距離5万km以下の車両が、車両本体価格190万円から200万円前後で見つかります。
外部リンクMOBY