冬とはいえ、気温の高いカタールで開催されている今回のワールドカップは、スタジアムでの冷房が「寒すぎる」と話題になっている。

 その効きすぎる空調は、選手にも影響を与えているようだ。英紙『Daily Mail』は11月29日、ブラジル代表FWのアントニーが「空調のために病気になったと非難した」と報じた。
 
 1ー0で勝利した28日のスイス戦の前、コンディション不良となったアントニーは、「(現在は)100%回復している。体調を崩したんだ。喉がやられた。冷房のせいだ」と空調について不満を述べた。 

「僕だけでなく、他の選手も咳が出たり、喉の調子が悪かったりした」

 同紙によれば、アントニー以外にも、MFルーカス・パケタやGKアリソン・ベッカー『気分が悪い』と訴え、トレーニングを切り上げていたという。

 6度目の戴冠を目ざすセレソンにとって、この冷房が思わぬ敵になるかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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