ユヴェントスの株式63.8パーセントを保有する『Exor』は29日、同クラブの役員人事に関する公式声明を発表。新会長にジャンルカ・フェッレーロ氏を指名した。

 ユヴェントスは虚偽会計や不正なキャピタルゲインなどの疑いでトリノ検察から調査を受けるなか、「懸案の法的および技術的・会計的な問題に対処するため、新しい取締役会を設けることが最善である」として、28日に行われた取締役会で役員の一斉辞任を決定。2010年から会長を務めていたアンドレア・アニェッリ氏、“ビアンコネロ”のレジェンドであり2015年から副会長を務めていたパヴェル・ネドヴェド氏もクラブの経営から身を引くことになった。

 なお、マウリツィオ・アッリヴァネーネCEO(最高経営責任者)は、経営引き継ぎのため残留。経営強化のため、イタリアの出版業界でデジタル変革を先導するマウリツィオ・スカナヴィーノ氏が新たなゼネラルマネージャーに就任することも発表された。

 アニェッリ家の持ち株会社である『Exor』は2023年1月18日に行われる株主総会を前に、現在59歳のフェッレーロ氏を新会長に指名した。同氏について、「多くの企業の顧問、監査役、取締役および委員会メンバーとして、豊富な経験と必要な技術的能力を持ち、またユヴェントスに対する真の情熱を持っており、この役割を果たすのに最もふさわしい人物です」と紹介。新任取締役候補者の全リストについては、法律で定められた期間内(1月18日の25日前まで)に公表する予定だとしている。