28日、日本代表の川島永嗣がコスタリカ戦の権田修一のプレーについて説明した。

81分の失点の場面で権田修一は両手を伸ばしてボールに触りセーブしようとしたがはじき出せなかった。そのため、片手だけを伸ばしたほうがいいのではないかという見解が出てきている。

川島は「GKのプレーは自分がピッチに立ってみないといろんな感覚を含めて分からない」としつつ、「タイミングがずれていれば、片手だけじゃなくて両手の方がコースを変えられやすいし、そういう判断が出ることもある」と説明した。

実は川島も2018年ロシアワールドカップの際には多くの批判を浴びた。コロンビア戦の相手FKの場面で、壁の下を抜かれてその責任を一手に背負わされたのだ。もっとも、飛ばない予定だった壁の選手は飛んでコースを開けていたことが後で明らかになっている。

そのFKからの失点について聞かれた川島は、「どういう形であれ、やっぱり失点すれば最後にGKは責任を取らなければいけない。GKはそういうポジションだと思う」と語る。

そして「それ(批判)によって僕たちGKが変わることはないと思います。日々のトレーニングの中でどれだけそういうシーンや可能性を減らせるかという作業を自分たちはするしかないし、それを続けていくのは僕たちGKの宿命と思います」と批判を受けても前に進んでいくとした。


【文:森雅史@ドーハ/日本蹴球合同会社 撮影:岸本勉/PICSPORT】