現在行われているFIFAワールドカップ・カタール2022。グループステージも第2節の中盤戦となっており、多くの試合が開催されてきた。
世界的なビッグイベントの一つであるため、もちろん様々な国で試合が放送されており、ファンを楽しませている。
『Daily Mail』によれば、そのなかで話題になっているのが中国での放送。
中国では国営の「中国中央電視台(CCTV)」がワールドカップを放映しているのだが、そこである映像が検閲の対象になったという。
それは、「マスクをつけずに騒いでいる観客の姿が映った映像」であるとのこと。
中国ではゼロコロナ政策が進んでおり、今も断続的にロックダウンが行われている。感染者が見つかった場合に建物全体が封鎖されることもあり、「それはやりすぎだ」と政府への批判も大きくなっている。
そして今回放映されていた映像の中では、ワールドカップの映像でマスクをつけていない観客が映っている部分がカットされ、それが監督のアップショットに変更させていたとのこと。
中国ではテレビの映像などがおよそ30秒遅れで放送されており、もし検閲の対象となるものが含まれていた場合にはそれがカットされたり置き換えられたりする。
今回はマスクなしの観客の姿が検閲の対象となり、中国では「放映できないもの」として扱われてしまったようだ。