いつまでも夫婦仲良く過ごしていきたいと思っていても、ささいなことでケンカをしたり、ちょっとした行動でストレスがたまってしまったり、なんてこともあるのではないでしょうか。ここではESSEレポーター301人にアンケートを実施。「わが家の夫婦円満の秘訣」についてお伺いしました!

夫に直してほしいところはある!でもどうしたら…?

ESSEレポーター301人に「夫に直してほしいところはありますか?」と聞いたところ、全体の66%にあたる199人が「ある」と回答。一方、「いいえ」と答えたのは81人と、「ある」を大きく下回り、どこかしら直してほしいところがあるという結果になりました。

少なからず不満はあるかと思いますが、できることなら折り合いをつけて仲良く夫婦生活を送っていきたいですよね。そこで、読者が実践している「夫婦円満の秘訣」をご紹介します。

●短くても会話する時間を設けてみる

まずは夫婦の「会話」について。事務的なことは話していても、意外とそれ以外の会話をしていないという方もいらっしゃるのでは? アンケートでも夫婦円満の秘訣は会話にあるという答えが多々ありました。

「1日15分でも、2人きりで話す時間を設ける。これはカウンセラーに言われたことです」(埼玉県・41歳)

「ジョギングをしていた夫の腰が痛くなってしまったので、ウォーキングに変更。私も一緒に歩くことにしました。家ではテレビをつけてしまい、お互いが上の空で話をしていたのですが、歩きながら、いろいろ話もできて週に1度の楽しみになっています」(神奈川県・43歳)

「話し合うこと! あとは、リフレッシュ。お互い疲れているとイライラしちゃうので、溜め込みすぎないように有休とかを利用して1人の時間も大切にしています。夫は育休で半年お休みをとったところ、心に余裕があるからか家事や子どもの世話も積極的になり、夫婦が育休取る前より夫婦円満です! 本当パパ育休は大切だなと思います!」(福井県・31歳)

「目を見て挨拶や話をしない夫婦の離婚率が高いと聞いたので、必ず目を見ることを意識しています。あとは、あれもしてくれないこれもしてくれない夫に対して“求めない”こと」(大阪府・35歳)

「相手を変えようとしない。受け入れられないところは無理に受け入れないで、自分の意見は言葉で伝える」(東京都・47歳)

「パンダが好きなのでパンダのヌイグルミを使い、言いにくいことはパンダが言ってるていにして相手に伝えている(恥ずかしいすぎて人には絶対見せられない)」(東京都・40歳)

一緒に暮らしていると避けて通れないのが夫婦間の会話。少し気まずいことも、このヌイグルミを使った手法なら、言われた方も思わずほっこりしてしまうかもしれませんよね。また、「夫への文句は、冗談風に伝える」(北海道・41歳)といったエピソードも。

●夫婦だけど、常に一緒にいなくても大丈夫!

2人で話しをする時間も重要ですが、一方で「1人で過ごす時間」も大切と答える人が多数。具体的なエピソードをご紹介します。

「相手の趣味については口を出さない」(北海道・36歳)

「自分の好きなことをする時間はじゃましない」(千葉県・40歳)

「朝が弱い夫と朝が強い私。夜が強い夫と夜が弱い私。だから、得意な時間帯にできることをする。それが円満の秘訣かな? と思います」(福岡県・35歳)

「夫婦別寝室で、基本別行動。買い物などは一緒に行くこともあありますが、それぞれの行動に干渉しすぎないことで円満となっていると思う」(神奈川県・55歳)

「お互いまったく正反対だと割り切ることです。期待することもないので、少しの優しさに感動します」(東京都・42歳)

いくら夫婦とはいえ、育ってきた環境や考え方、好きなものが違うのは当然のことですよね。だからこそ「お互いが干渉しない」ことが夫婦円満の秘訣だと考える方が多いようです。

「夫になにかやってもらえることを一切期待しないこと。基本すべて、自分で子どもの世話も仕事も家事もやる。ずいぶん割り切っているようですが、これまで『やってもらいたいな』、『やってくれるかも…』と何百回も思っては、やってもらえなくてがっかりして、ときどき本気で腹が立ったり。でも、期待する気持ちは自分基準なので、夫は本当に気づいてないのだと気づきました。お願いすればやってくれるから、頼みたいことは口に出して言う。やってもらえたら『○○してくれてありがとう。助かる!』と具体的に感謝することも忘れないこと」(千葉県・50歳)

また、意外と多かったのが、「夫に期待をしすぎない」ということ。相手に求めすぎないことも心地よい夫婦生活を送るうえでは大切なようです。

●感謝の言葉を忘れないで!

そして、いちばん多かったのが、「ありがとう」、「ごめんね」という言葉を大切にしているという回答。

「家事分担をしているのですが、毎日のことでもきちんと『ありがとう』を伝えることでしょうか。あとは年月が人を丸くさせてくれたことです(笑)。ささいなケンカが大分減りました」(長崎県・34歳)

「『ありがとう』を常に言うように心がけています。相談ごとや雑談、ささいなことなど、夫にいろいろ話し、ときどき二人きりでランチに行く」(神奈川県・46歳)

だんだんやってもらうことが当たり前になってきてしまうと、相手に感謝の気持ちを伝えることを忘れていませんか? たまには感謝を述べることを意識して過ごすことで違ったものが見えてくるのかもしれませんよ。また、ケンカも長引かせないということが大切なようです。

「ケンカは当日に解決します。お互いに必ず謝るのとお礼を伝える。ひどいこと言ってごめんや嫌な気持ちにさせてごめん。いつもありがとう。など」(神奈川県・40歳)

「ケンカしても次の日には持ち越さない。夫は月に何度か泊まりの仕事があるので『亭主元気で留守』があるのは息抜きになってます」(京都府・42歳)

「根にもたない。相手に対してイライラしても、相手も自分に対して不満がありながらも、我慢している部分はあると思うので、そのことを常に頭に置いています。でもどうしても思ったことはやんわりとそのときに伝えるようにしています」(岐阜県・43歳)

●ESSEonline編集部の夫婦円満の秘訣は?

ここまで、読者からの「夫婦円満の秘訣」を紹介してきましたが、ここからは普段から記事や取材で夫婦関係を見てきているESSEonline編集部員ならでの夫婦円満の秘訣をご紹介します。

「お互いの時間をつくるようにして、四六時中顔を合わせないようにしてますね。夫は家にいるタイプなので、たまに『どこか出かけてくれないかな…』って思うときも(笑)。あとは、お酒を飲むときはおつまみを夫婦交互につくってます! ほかにも、家事をするときは同時に別々のことをする。どちらかが働いていて、どちらかがダラダラしている時間をつくらないなど、わが家ならではのルールがありますね」(編集M)

「1人のリフレッシュ時間をつくるようにしています。夫は別にいらないタイプですが、私には必要。だから、そこは大切にしてますよ。また、不満をため込まない、なにかあれば早めに言うということも重要。あとは、言い合ってもすぐさま形だけでも和解してます。強く言い過ぎたあとは変顔などしたりもしてみたり…(笑)。家事や育児は大変なのでとにかく分担し、読者のみなさんと同じようにありがとうとごめんなさいは積極的に言ってます!」(編集Y)

いかがでしたか? 夫婦の形はさまざまですが、すぐにマネできることも多々あるので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか?