[画像] 藤田さいき、11年ぶりVの“ご褒美”は原英莉花? 37歳でキャリアハイ「ゴルフがうまくなってる」

<JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 最終日◇27日◇宮崎カントリークラブ(宮崎県)◇6487ヤード・パー72>
11年ぶりのツアー優勝を挙げた2022年は、大きな満足感と少しの疲労感を覚えながら終わった。藤田さいきは今季最終戦も10位タイで終え、ここから「全体的なゴルフ力を上げる」ためのシーズンオフを迎える。
特に最終戦の最終日は、テンションがあがる18ホールになった。「ご褒美として原英莉花ちゃんと回らせてもらった。最後はあっという間(笑)」。大の“原英莉花ファン”を公言する藤田は、ニコニコとホールアウト。「最後はバーディだし、原英莉花ちゃんと回れたし、最高の締めくくりでしたね」と、ヒョウ柄耳付きキャップ姿を披露した23歳にロープ内でメロメロだったようだ。
もちろんこの1年が「最高」の年になったのは、それだけが理由ではない。先週の「大王製紙エリエールレディス」での通算6勝目もそうだが、8月には「AIG女子オープン」(全英)で初めて海外メジャーの芝も踏んだ。さらに今年稼いだ賞金7903万8586円はキャリアハイとなる金額。「思い出深い一年になりました」と言うのも、深くうなずける。
37歳にして「ゴルフがうまくなっている」ということを実感する。「ショット力やアプローチ、パターにしても年齢は関係なくゴルフがうまくなっていますね」。今季のドライビングディスタンスも250.06ヤードで8位。まだまだ若い選手には負けない「体力」に胸を張る。「回復力は若い子と比べるとないけど、うまくつきあえていますね。練習もうまく考えながらできました」。このゴルフ力と体力というベースに、これまでの経験も加わり、充実の1年が実現した。
ここからオフに入るが、「次の優勝をするにはどうすればいいか」という熱意とともに、さらなるベースアップに励む。「年齢的に、大幅に何かを変えるには時間が足りない。うまく自分のよさを出して、“新たに”というより“進化”させていきたい」。来季も元気なベテランの姿を見ることができそうだ。

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