連日熱戦が続くカタール・ワールドカップ。選手も熱いがサポーターもまた熱い。

そのサポーターといえばユニフォーム姿がお馴染み。どの試合(大会)でも常に選手と同じデザインの最新モデルを着る姿が目立つが、そんななかに懐かしのヴィンテージユニ姿を見つけるとユニ好きとしてはテンションが上がる。

というわけで、カタール大会での各国サポの“懐かしユニ姿”をひたすら探してみたのでご紹介しよう。

スペイン

一番左の男性が着ているのは、アンドレス・イニエスタの決勝点でスペインがW杯を初優勝した2010南アフリカ大会のホームキット。スペインサポには忘れられないユニだろう。

だが驚いたのは右から二人目のご婦人が着ているシャツ。なんとEURO2004当時のスペイン代表トレーニングジャージだ。

こちらもスペインサポで、一番左の男性が着ているのはスペインが優勝したEURO2012モデル。ラップオーバーの襟がかっこいいいユニだった。そして一番右の方は2009年のコンフェデレーションズカップモデル。マニアックで渋いチョイス!

クロアチア

凝視していると目がチカチカしてくるクロアチアのサポ集団。手前中央の男性が着る2010モデルのホームキットは、市松模様の赤の中に更に市松模様を描く個性的なデザイン。

その後ろの女性が着ている胸番号14のユニは更に古いEURO2008モデル。ちなみに当時14番を付けていたのはルカ・モドリッチだった。

エクアドル

こちらはエクアドルサポの3人だが、左の男性が着ているのは2002日韓W杯モデル!これまた懐かしすぎるぞ。ちなみに中央の男性のユニは今大会モデル。20年の時を飛び越えている。

フランス

こちらはフランスサポの2人だが、右の男性はEURO2004モデルを着用。胸には10番付きなので、背中にはきっと「10 ZIDANE」とプリントされている...はず。稀に自分の名前を入れる人もいるから断言はできない。

ドイツ

両脇はドイツサポの2人で、右は胸のV字デザインが特徴的な2014ブラジルW杯モデル。左の緑のユニはEURO2012アウェイモデルだ。なお、中央の黒服姿の男性はサポーターではなく、じつはドイツサッカー連盟(DFB)の会長さん。

アメリカ

アメリカサポの男女2人はまさに“The USA”ないで立ち。男性が着ているのは1994アメリカ大会でのアウェイユニフォーム。星条旗をド派手に表現したデザインは、当時のサッカーユニでは異色の存在だった。

日本

日本代表サポも負けていない。被り物2人組につい目が行ってしまうが、その左横の男性が着ているのは記念すべき1998フランスW杯で使用のAsics製ユニ!W杯にこのユニは心が震える。最新モデルも良いが、中山雅史“魂のゴール”を思い出す炎ユニも素晴らしい。

イングランド

こちらはイングランドサポの2人組。右の方はだいぶ若そうに見えるが、着ているのは日韓W杯でも使った2001モデル。この1本線デザインを見るたびに、当時の日本での異常なベッカム・フィーバーを思い出す。

ウェールズ

64年ぶりのW杯出場を成し遂げたウェールズ。そのサポが着ているのは見るからにヴィンテージ感満載の1990モデル!この90年代Umbro傑作アウェイユニフォーム姿を拝めるのも、64年ぶり出場のおかげである。

ガーナ

アフリカ大陸各国のサポーターも熱い。このガーナサポが着ているのは、袖の3本線に特徴がある1996モデル。たぶん胸の黒い星の下にGHANAと国名をプリントしているバージョンだが、国旗色でもあるラスタカラーのデザインがカッコいい。

オランダ

オランダサポはユニフォームやポロシャツなど、わりとレトロウェアの着用率が高めの印象。右の男性が着ているのは、大きな襟とクラシックなデザインが素晴らしい2006ドイツW杯モデルだ。

メキシコ

今大会のユニフォームにも熱い視線が注がれているメキシコ。中央の男性が着ているのは、もはや伝説となっている1998フランスW杯でのアステカユニだ。おそらくは復刻版だろうが、やはりこのデザインは圧倒的な存在感を放っている。

こちらのメキシコサポ3人組が着ているのは、なんと全部GKホルヘ・カンポスモデル!1994アメリカW杯で着たこの蛍光色ド派手デザインは、いわゆるクレイジーキットの元祖ともいえる存在だ。これを持っているとは心の底からうらやましい。

今ではその古さが逆に新しい数々のレトロなサッカーユニフォームを「Qoly × LFB Vintage」で入手可能。見るだけでも楽しいぞ!