カタールW杯、セネガルに1-3の完敗

 サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は25日、グループリーグ(GL)A組第2戦で開催国のカタールがセネガルに1-3で完敗。2連敗となり、開催国としては屈辱の危機に陥った。海外記者からは「間違いなくW杯史上最悪の開催国だ」と辛辣な声が上がった。

 カタールは前半から劣勢を強いられ、前半41分に先制点を献上。後半3分に追加点を許した。同34分にFWムンタリがヘディングで得点し、大会初得点を記録したが、直後の同39分にダメ押し点を奪われ、勝負あり。この後に行われるオランダ―エクアドル戦次第でGL敗退が決まる崖っぷちに追い込まれた。

 大会史上初めて自力出場のない開催国。2019年アジアカップ得点王のFWアルモエズ・アリら、12年前に開催が決まってから取り組んできた強化も、この2試合では結果に結びつかず。ツイッター上では、海外の記者からも厳しい意見が続々と上がっている。

 米誌「ニューズウィーク」のアルフレッド・ジョイナー記者が「カタールは間違いなくW杯史上最悪の開催国チームであり、この弱さが破られることはないだろう」とつぶやけば、米スポーツチャンネル「DAZN」のロベルト・ロハス記者も「カタールはここまで史上最悪のパフォーマンスをする開催国だ」と記した。

 パキスタン紙「ザ・ネーション」などに寄稿するファリッド・カーン記者も「開催国初のGL全敗の危機にさらされている。(3戦目の)見通しは全く良くない」と嘆くなど、代表チームとしての力量については評価を得ることはできていない。

(THE ANSWER編集部)