生まれつき身体に痣のある人がいるが、カナダのある女性も顔に痣を持って生まれてきた。痣は小さな子供の足跡のように見えるが、女性はこの痣について「生まれる前に子宮の中で双子の姉妹に踏まれてできたもの」と主張し、多くの関心を集めている。『The Daily Star』『The Sun』などが伝えた。

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カナダ、アルバータ州在住のレクシー・ウォーカーさん(Lexi Walker、18)が今月8日、TikTokに投稿した動画がこれまでに1260万回以上もの視聴回数を記録し注目を集めている。動画はレクシーさんが自分の顔にある痣について説明をしており、このような言葉が添えられていた。

「医師:あなたの娘さんは双子の姉妹の足跡を顔につけて生まれてきますよ。」

どうやらこれはレクシーさんが誕生する前に、彼女の母親が医師から告げられた言葉のようだ。実はレクシーさん、母親の子宮の中で双子の姉妹であるキアラさん(Kiara)に顔を踏まれていたと言い、足で押さえつけられた箇所の血管の形成に異常が起きて痣になってしまったという。そのため彼女の顔には5、6センチほどの小さな足形の痣があった。

レクシーさんはこの痣のせいで他人からじろじろ見られたり、痣について質問されたりすることがあったため、子供の頃は自分の顔に痣があることを気にしていたそうだ。しかし家族から「それは天使のキスよ」と教えられてきたこともあり、今となってはこの痣がキアラさんとの「特別な関係」を感じさせてくれる存在になっているという。

キアラさんは現在、レクシーさんの住む場所から車で9時間ほど離れたサスカチュワン州におり、姉妹は別々に暮らしている。そのため痣を外科的に除去することもできたであろうレクシーさんは、離れて暮らすキアラさんと繋がっていたいという思いもあり、この先も除去するつもりはないとしてこのように語っている。

「私たち姉妹はとても仲良しなんです。キアラは私の親友でもあり、私たちはお互いをソウルメイトと呼び合っているんです。切ってもきれない関係なんですよ。だからこの痣は私の一部であり、キアラと私を結びつけているものだから除去することはありません。基本私は生まれ持ったものは変えるべきではないと思っているんです。それにこの痣はキアラがつけたものだから、私にとって大きな意味があるの。」

レクシーさんの動画には、足形の痣に対して「かわいい」「とてもクール」といった感想が寄せられており、さらにレクシーさんがコメント欄でキアラさんよりも先に生まれたことを明かすと「たぶんキアラさんが『外の世界はなんだか怖そう。後ろから押すから先に行ってちょうだい』って足で押したのかもね」という声も見受けられた。

そんなレクシーさんのTikTokにはキアラさんとの動画が多数投稿されており、姉妹の仲の良さがうかがえる。

画像は『Lex 2022年1月30日付TikTok「@kiara.walker101 ily」、2022年11月18日付TikTok「Replying to @Jordan #greenscreen」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)