6代目インプレッサの米国仕様をお披露目

 スバルは2022年11月17日(現地時間)、米国・ロサンゼルスオートショー2022において、新型「インプレッサ」(米国仕様車)を世界初公開しました。

 およそ7年ぶりのフルモデルチェンジとなります。

6代目となるスバル新型「インプレッサ」(米国仕様)

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 インプレッサは、クラスを超えた高い安全性能と動的質感を兼ね備えたスバルラインナップのスタンダードモデルです。

 今回、初公開された6代目の新型インプレッサは、優れた運動性能や安心できる先進安全装備、とことん使えるユーティリティなど、その機能や実用性をさらに高め、乗る人すべてをアクティブな行動へと後押しするモデルに刷新されます。

 新型インプレッサの外観デザインは、引き締まったスピード感のある鋭いシェイプと、大地を駆けだす力強さを感じさせる張り出したフェンダーが躍動感とスポーティさを演出。クルマを操る愉しさを際立たせました。

 内装には、ドライビングとアクティビティの時間を自然体で過ごせる使い勝手の良いカジュアルなインテリアを採用。

 各種機能を集約した大型のセンターインフォメーションディスプレイをインテリアの中央に配置した、スバル共通の最新インターフェイスを搭載し、実用性と利便性を高めています。

 エアコンは、ドライバーシートのみ、フロントシートのみ、全席、といったように、各席でのコントロールが可能な集中送風モードを新設定し、快適性と燃費向上に貢献。

 一部グレードでは、スバルのコネクティッドカーサービス「STARLINK」対応の11.6インチマルチインフォメーションディスプレイを装備し、Apple CarPlayおよびAndroid Autoのワイヤレス接続に対応します。

 また、STARLINKの追加サービスとして、スマートフォンアプリでのリモートロック/アンロック機能、リモートクラクション・ライト機能、リモート車両位置確認機能が利用可能です。

 新型インプレッサの北米仕様では、1998年に発売され、同市場における「WRX」の先駆車となった「2.5 RS」を想起させるグレードとして「RS」グレードが設定されます。

 高出力の2.5リッター水平対向エンジンを搭載し、8段階マニュアルモードとパドルシフトを装備。

「RS」オーナメントをフロントドアやバックドアにあしらい、18インチアルミホイールやブラック塗装のフロントグリル、サイドスポイラー、ドアミラーなどを採用した専用エクステリアや、カーボン調インナートリム、シートへのレッドカラーの差し色、高質感あふれる革を使用したステアリングホイールとシフトノブをあしらった専用インテリアを装備しました。

2リッター/2.5リッター水平対向エンジンを設定

 北米仕様の新型インプレッサのパワーユニットは2種類。振動や騒音を低減することで動的質感が向上した2リッター水平対向4気筒エンジン(152hp/145lb-ft)と、新グレード「RS」には2.5リッター水平対向4気筒エンジン(182hp/178lb-ft)が搭載されます。

スバル新型「インプレッサ RS」(米国仕様)

 また、2ピニオン電動パワーステアリングを採用。なめらかでリニアなトルク伝達を可能とし、ダイレクトで自然な操舵感や、応答遅れのないスポーティなステアリングフィールを実現しました。

 従来モデルで初搭載した「スバルグローバルプラットフォーム」をさらに進化させ、フルインナーフレーム構造の採用や、構造用接着剤の適用拡大、サスペンション取り付け部の剛性アップなど、動的質感が向上しています。

 AWDシステムは、「アクティブトルクスプリットAWD」の制御を刷新し、応答性やハンドリング、コーナリング性能が向上。日常使いのさまざまな走行シチュエーションで、意のままに操れる快適な走りを可能にしました。

 さらに、骨盤を支えるシート構造を採用。仙骨を押さえることで、車体の揺れが頭部へ伝わることを防ぎ、ステアリング操作にともなうロールや、路面のうねりで身体が大きく揺さぶられたときでも快適な乗り心地をを実現しています。

 新型インプレッサの安全機能としては、新世代アイサイトが全車に標準装備されます。視野角を従来型の約2倍に拡大。画像認識ソフトや制御ソフトを改良し、より広く遠い範囲まで認識できるようになりました。

 また、電動ブレーキブースターを採用し、プリクラッシュブレーキで自転車の急な飛び出しなどへの応答性が向上。全車速追従機能付クルーズコントロール使用時の、急な先行車の割り込みなどに対する素早い減速も実現しています。

 加えて、後席シートベルトリマインダーを全車に標準装備。車両から降りる前に、後席確認の案内をすることで、後席の子どもやペットの置き去りを防止します。

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 新型インプレッサは2023年春以降に米国市場への導入が予定されており、世界各国の市場へ順次、導入されることになります。