神谷町に居を構える予約困難の人気高級レストラン。完全紹介制の同店のオーナーを務めるA氏は、「世紀最高の料理人」との呼び声も高いジョエル・ロブション氏のもとで16年間修業を重ねたカリスマシェフだ。

【写真】パツパツTシャツを着た客の口に生ハムをブラブラさせ…カリスマシェフの流出画像がひどい

 しかし先日、来店者のSNSからA氏が客の顔にモンブランをかけるという動画が流出。店内に響くほどの笑い声とともにモンブランを垂れ流す光景に、

「ジョエル・ロブションでトップランカーにいた人がこの品格の無さかー」

「高いのはお店の価格だけで品性は低いのね」

 と、苦言を呈するコメントが相次いだ。そのほかにも同じ客の足に顔を埋める写真が投稿されるなど、高級レストランではありえないシーンが公開されている。

ここ数年は酒量が増えて

 モンブランをかけられた客とA氏は知人関係にあるようで、インスタグラムにもツーショット写真を投稿するなど親しい姿が見られる。

 問題の動画についてもいわゆる「悪ふざけ」として、かけられた本人は楽しんでいるようだ。しかし嬉々として食べ物を粗末に扱う姿からは、日本を代表するシェフとしての風格は到底感じられない。

 ちなみに同店は、国内で雄一ルイ・ヴィトンとコラボした紹介制レストランもオープンしたことでも有名。だが、ここでも来店したセクシー女優に対して、A氏が卑猥な発言する動画がSNS上に流出。自らの信頼のみならず、ルイ・ヴィトンへの信頼にも関わる行動にユーザーからは、

「明らかに天狗になっている。ヴィトンの暖簾に傷をつけないでほしい」

 といった声が続出。ルイ・ヴィトンの品位に影響が出ないか心配する声が目立った。

 料理業界でのA氏は、26歳という若さで東京・六本木ヒルズの「ラトリエ ドゥ ジョエル・ロブション」エグゼクティブシェフに任命されたほどの逸材。現在はオーナーを務める一方で、日本の食文化を精力的に世界へ発信する取り組みを続けている。そんな一流シェフの“三流じみた”素行について、さる飲食店関係者は語る。

「料理の実力は誰もが認めるところだが、同僚への当たりがきつかった部分がありました。ほかの従業員はマスクをつけているのにAさんだけは顔出しで接客。いつも自信満々で、女性客との距離も近かったです。完全紹介制で気心の知れた客が多いため、その場で一緒に飲むことも多々ありました。ただ、ここ数年は特に酒量が増えているといった印象ですね……」

“最愛の人”と死別して

 背景にあったのは“最愛の人”の死だという。2014年に結婚していたというA氏。妻・B子さんは学生時代に『恋のから騒ぎ』(日本テレビ系)にも出演していたハーフモデルだった。しかし、2020年に病でこの世を去る。

「世界を飛び回るA氏をパリ、東京を拠点に支えてきたといいます。B子さんはネイルサロンも開業していて夫婦揃ってバイタリティーがある印象でしたね。まだまだ人生これからの若さだった彼女を喪った悲しみは計り知れないでしょう」(同・飲食店関係者)

 事実、A氏は昨年、ウェブメディアのインタビューで妻との死別について答えている。師匠のロブション氏も2018年に死去していることも含めて、

《ロブションとの日々も含めて、すべてが幻のように思えることがあります。何のために生きているのか。何をモチベーションに、仕事を続けているのか。

 考え続けていますが、答えはわかりません。ただ、自分の料理では、力みや雑味をできるだけ消していきたい。妻を失った時に、人は孤立しては生きていけないということを痛感しました》

 グルメサイトのレビュワーたちからは、同店を訪れたときの好意的な感想も寄せられている。

「観客に笑顔を投げかけたかと思えば厳しい視線でスタッフを見つめる一面もあってステキな方です」

「料理の写真を撮る時にAさん自ら撮影のポイントの指導・アシストまでしてくださいました」

 A氏に今回の動画流出について問い合わせたが、回答は得られなかった。