(台北中央社)日本から輸入したカップ麺から基準値を超える残留農薬が検出され、台湾の水際検査で不合格となった。衛生福利部(保健省)食品薬物管理署が15日、水際検査での不合格食品の最新のリストを公表した。日本の肉入りインスタントラーメンが水際検査で不合格になったことが公表されるのは今月に入って2度目。

不合格が新たに公表されたのは「ヤマダイ ニュータッチ 凄麺 新潟背脂醤油ラーメン」。かやくからエチレンオキシド0.145mg/kgが検出された。輸入された74.4キロが全て積み戻しまたは廃棄される。

今月1日付のリストでは、日本から輸出された「サッポロ一番 ごま味ラーメンどんぶり」から基準値を超えるエチレンオキシドが検出されたことが公表されていた。

同署北区管理センターの担当者は、不合格品が半年で3度確認されれば、日本産の肉入りインスタントラーメンに対する検査の割合の引き上げを検討する方針を示した。今回不合格になったカップ麺を輸入した業者については、抜き取り検査の割合を20〜50%に引き上げるとしている。

(陳婕翎/編集:名切千絵)