お互い好きで付き合ったり、結婚したりしたはずなのに、ささいなことで相手にイラッとしてしまうことも多いですよね。「可愛さ余って憎さ百倍」といいますが、好きだからこそ止まらないイライラが大きな喧嘩に発展することも…。今回は実録シリーズ「夫婦・カップル間のマジ喧嘩」から、過去の人気記事を再録します(初公開2017年11月27日、情報は掲載当時のものです)。

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 俳優・いしだ壱成の新恋人が、前妻が自宅に置いていった箸やスニーカーを使っていることが話題になりました。

 19歳の新恋人の女性とは異なり、「彼氏の元妻のモノを使用するのは、自分だったら耐えられない!」と感じる女性が世に多かったようですね。

 今回お話を聞いた山根祐希さん(仮名・33歳)は、同棲中の彼氏の部屋に残された元カノの私物きっかけで、喧嘩になってしまったのだとか。

◆同棲スタート!でも彼の部屋には元カノの荷物が…

「付き合ってすぐ、転がり込むようにして彼氏の家で同棲を始めました。狭い部屋だけど、毎日一緒にいられて幸せでした。でも……」

 気になるのは、部屋のいたるところに残っている女物の荷物。山根さんと付き合う2〜3ヶ月前に別れた彼女の荷物が、今戻ってきてもそのまま生活できる状態で残っていたのです。

「『そろそろ捨ててもいいんじゃない?』と提案したら、『勝手に捨てるのは可哀想だし送ってあげたい』と言うので、彼が元カノの荷物を整理するのを待っていたんです」

 しかし、1ヶ月経っても荷物はそのまま。

 彼氏はなにかと優柔不断で、決断を先送りにする癖があるのだとか。

「そこで一回喧嘩になりました。『なんでいつまでも片付けないの?』って。そしたら『今仕事が忙しい』『来月やる』と、やっぱり煮え切らなくて。

『まだ未練があるから捨てられないだけじゃなくて?』と聞いたら、『そういうんじゃなくて、本当に面倒くさいだけ』って。

 私は毎日、目障りな物に囲まれて嫌な思いしてるのに、『面倒くさい』の一言で済まされてカチンときました」

◆「彼女のことが忘れられないの?」処分しようとしたら

 3ヶ月経っても、やっぱり何もしない彼氏。そこで、山根さんは、強硬手段に出ます。

「耐えられなくなって、勝手に元カノの荷物を全部ダンボールに詰めちゃったんです」

 荷物は、小さめのダンボール7箱分になったのだとか。

 ところが、帰宅した彼氏はダンボールの山を見て「なんでそんな勝手なことする!?」と、激怒。

「私、びっくりしちゃって。『自分がいつまでも片付けないからじゃん』って言ったら、今度は『こんなたくさんの荷物送ったら彼女が可哀想でしょ!』ってトンチンカンなこと言い出したので、本当に頭に来て。

『今でもそんなにその彼女のこと思いやれるなら、やり直せば?』って言ったんです」

 すると、彼氏は「この程度のことも我慢できないのに、なんで俺と付き合おうと思ったの?」と、さらに逆ギレ。

◆彼の思わぬ一面を見て生理的にムリに

「その後、何日もずーっとネチネチネチネチ文句を言われて、本当に気持ち悪かったです。家では、いつもイライラした様子で舌打ちしたり、大袈裟にため息ついたりするようになりました。

 優柔不断なだけかと思ったら、実はモラハラ気質だったんだと、その時やっとわかったんです」

 ガチ喧嘩で、彼の思わぬ一面を見てしまった山根さん。大好きだったはずの彼氏のことが、急に生理的に受け付けなくなり、数日後には家を出てしまったそうです。

「もちろん、私の荷物は絶対に置きっぱなしにしませんでした(笑)。数ヶ月も時間を無駄にしてしまいましたが、いい勉強になりました。次会ったら刺してしまいそうだから、その彼とは絶対会わないようにしてます」

 と、笑う山根さん。

 ガチ喧嘩がきっかけで別れてしまいましたが、早めに離れられてよかったのかも?

―夫婦・カップル間のマジ喧嘩 ―
<TEXT/園田絵里 イラスト/やましたともこ>