今月11日に誕生日を迎えたイギリス在住の11歳の少年が注目を集めている。少年は2011年11月11日とゾロ目の日に生まれており、今年11歳になったことで年齢までゾロ目となったのだ。さらに驚くべきことに少年は午前11時11分に誕生しており、奇跡的な数字の並びが話題になっている。『Metro』などが伝えた。

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英ハーフォードシャー州ビショップス・ストートフォードに暮らすダニエル・サンダース君(Daniel Saunders)は今月11日、二度とやってこない特別な誕生日を迎えた。11年前にダニエル君の生まれた日は、2011年11月11日と西暦からゾロ目が続く数字だった。これだけなら他にもたくさんいるだろうが、驚くべきことにダニエル君は午前11時11分に誕生しており、数字の1がずらりと並ぶ奇跡的な誕生の瞬間だった。

ダニエル君は当初11月17日に誕生予定だったが、その約1週間前に母親のシャルロッテさん(Charlotte、41)はお腹にいたダニエル君の位置が良くないことを医師から告げられた。医師は本来いるべき場所にダニエル君を移動させようと試みたが上手くいかず、11月11日に帝王切開を行うこととなった。帝王切開は早朝に予定されていたものの、ダニエル君がシャルロッテさんの肋骨近くに移動してしまったため医師は取り出すのに手こずって時間がかかり、最終的に同日の午前11時11分にダニエル君は誕生した。

シャルロッテさんは、「ダニエルがたくさんの11という数字をもって生まれてくるなんてすごいことですよね。数字の11は子どもの頃から私のラッキーナンバーだったんです。それを息子と共有できるのは嬉しいです」と明かした。

父親のジェイソンさん(Jason、42)も「2011年11月11日11時11分に生まれてくるなんて、そんなのありえないと思っていました。医師は11時11分に生まれる可能性はないと言っていましたが、ダニエルはシャルロッテの肋骨にしがみ付いていたのかもしれません。多くの人は自分の誕生日を暗証番号にするけれど、そうなるとダニエルは困ってしまいますね」とジョークを交えながらダニエル君が誕生した当時を振り返った。

またダニエル君が誕生した11月11日はイギリスにおいて「リメンバランス・デー(Remembrance Day)」という戦没者を追悼する日であり、シャルロッテさんは「ダニエルの誕生日がこの日だったことで、リメンバランス・デーがより特別な日になりました。戦争や亡くなった親族のことを振り返り、特別な時間を過ごすことができます」と話している。ダニエル君が誕生した直後に撮影された記念写真には、リメンバランス・デーのシンボルである赤いポピーの花飾りが添えられていた。

一方で、両親から11個のプレゼントをもらったというダニエル君は「この日を本当に楽しみにしていて、今までの誕生日よりもワクワクしていましたよ。11という数字は数秘術(西洋占星術などと並ぶ占術の1つ)においてマスターナンバーで、将来的に良い可能性を秘めていることを示しています。僕のラッキーナンバーで覚えやすいし、誰も僕の誕生日を忘れないよ!」と嬉しそうにゾロ目について語っている。

ちなみに今年2月には、2022年2月22日午後2時22分22秒に誕生した“ラッキー”な赤ちゃんが注目を集め、その確率は約3000万分の1と報道されていた。

画像は『Metro 2022年11月11日付「A baby born at 11:11 on 11 / 11 / 11 is celebrating his 11th birthday」(Picture: Charlotte Saunders / SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)