侍ジャパンと韓国代表はWBC1次リーグで激突

 野球日本代表「侍ジャパン」は日本ハム、巨人、そして豪州代表との強化試合を4戦全勝で終え、来年3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)へ動き出した。これに警戒感を強めているのが、同じプールBで激突する韓国だ。韓国メディア「MKスポーツ」は「警戒するしかない状況だ」と日本の投手力を高く評価、さらに長打力不足の韓国代表の行く末を心配している。

 記事では日本と豪州の親善試合を視察したKBO(韓国野球委員会)技術委員のシム・ジェハク氏が豪州代表を「実力は並々ならぬものがある。我々(韓国代表)より下だとは言えない。選手個人の能力に優れ、スイングはシンプルで力がある。簡単な相手ではない」と評したと伝えている。

 さらに、この豪州代表との第2戦で9-0と圧勝した日本への警戒感を強めている。日本の投手陣を「先発佐々木(朗希=ロッテ)の力が一番大きかった。ピンチはあったが4回を無失点に抑えた。その後出てきた投手も、日本のトップとは評価されない選手たちにも関わらず、豪州にほとんどスキを見せなかった」と伝えた。

「予選リーグで日本と当たる韓国の立場では、警戒するしかない状況だ」とする理由は、韓国が近年、若い世代に長距離砲が現れないという悩みを抱えているからだ。「それでなくても、韓国代表の攻撃力を心配する声は大きい。確実に一発を期待できる大砲が大きく減ったのが現実だ」としている。

 今季の韓国プロ野球の本塁打王は、かつてメジャーリーグのツインズでもプレーし、今年36歳のパク・ピョンホで35本。2位は広島でプレーしたホセ・ピレラで28本だ。今季限りで引退するイ・デホ(ロッテ)が23本で5位につける中、30歳未満の選手でトップはイ・ジョンフ(キウム)の23本。「イ・ジョンフも、典型的な大砲とは距離があるスタイルだ。短くつなぐスタイルの打者は多くいるが、試合の流れを変えるだけの中心打者がそれほど多くないのを認めなければならない」としている。

 さらに「もっと大きな心配は『並々ならぬ』豪州打線を抑えたのが、ベストの投手たちではないという点だ。大砲不在に苦しむ韓国野球は、そんな日本を相手に“解法”を見つけられるだろうか」と結んでいる。(Full-Count編集部)