支払いの済んでいないドミノ・ピザの商品が「嫌がらせ」で店に宅配された、と訴える弁当店のツイートが話題になっている。受け取り拒否で事なきを得た同店は、ドミノ・ピザ運営に「営業妨害で訴えてみては如何でしょうか?」と呼びかけている。双方に詳しい話を聞いた。

「これで5.6回目だと思います」

発端となったのは、東京・亀戸の弁当店「キッチンDIVE」が店の出来事を伝えた2022年11月4日のツイートだ。店のスタッフではない人物から「嫌がらせでドミノピザが届きました」と報告している。

添付画像で公開された実際のレシートには、同日夜の注文としてピザ4枚をはじめ、チキンナゲットやポテトフライなどが連なり、代金は1万747円となっている。

覚えのない注文に受け取り拒否で対応した同店は、実害を被るのはドミノ・ピザ運営だとして「営業妨害で訴えてみては如何でしょうか?当店は全面的に協力します」と呼びかけた。「これで5.6回目だと思います」ともいう。

続く投稿では1度でおよそ3万円相当が届いたこともあるとし、「今までの合わせると10万円超えるのでは?」という。「SNSで一定水準以上の人気店になると妬みや嫉妬から残念な行動に出る人も少なくありません」と私見を添えている。

投稿にはツイッターで「そんなことが。。。悪質な、、、」「みんなに迷惑ですね。ピザはどうなるんだろ?」「酷いですね...」と同情的な声が寄せられている。

店長の伊藤慶さんは7日、同様の事案は2〜3年ほど前から発生していたとJ-CASTニュースの取材に明かす。以前も同じ名義で届いたことがあるとして同一人物か、あるいは2人ほどの少数による行為だろうと推測する。

ピザは「悲しいことですが、廃棄と...」

ピザは店長の不在時に届くことが多く、今回もスタッフが対応にあたったというが、いたずら行為については事前に配達員を通じて「うちがピザを頼むことはまずないので、今後注文があっても届けないでください」と話をしていたと取材に話す。

店長がドミノ・ピザ関係者と話したところによると、内部の引き継ぎが上手くいかずに起きた形だという。ただ「ドミノ・ピザが悪いわけでも、うちが悪いわけでもない」という店長は、運営元の苦労を慮る気持ちが一番にあると受け止める。一方でいたずら行為は迷惑に感じているとし、「2度とこういうことをしてほしくはないと思っています」と訴えた。

ちなみにドミノ・ピザがいたずらで届き始めた同時期には、マクドナルドからも3〜4回ほど宅配されたことがあったが、届けないでほしい旨を連絡して以降は発生していないという。

ドミノ・ピザジャパン(東京都品川区)のPR担当も7日、同店とは直接連絡して事実を確認したと取材に答えた。10月には週2回、最近は週1回の頻度でいたずらが発生していたというが、店舗では周知しており「防止するように努めておりました」。

しかし4日に関しては、店舗スタッフの入れ替わりに伴う伝達漏れがあり、配達されてしまったと経緯を説明。社内で情報共有と注意喚起するとともに、警察に相談して対応を協議しているとする。

先の注文をめぐっては「いたずらをされた方から、代金をお支払いはいただいておりません。ご注文されていない商品となりますので、悲しいことですが、廃棄となりました」とも9日に明かす。一連の事案への受け止めは次のように訴えた。

「ご注文が入れば美味しく召し上がっていただきたいと願い一生懸命にピザをおつくりしています。いたずらでのご注文はやめていただきたいです」