ミランは10月31日、ステファノ・ピオリ監督と2025年6月30日まで契約を延長したことを発表した。

 1965年10月20日生まれのピオリ監督は現在57歳。現役時代はユヴェントスやフィオレンティーナなどでプレーし、引退後に指導者キャリアをスタートさせた。これまでにラツィオやインテルなどで指揮を取ると、2019年10月にミランの監督に就任。2019−20シーズンはセリエA6位、翌2020−21シーズンは2位フィニッシュを成し遂げ、8年ぶりとなるチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得した。さらに2021−22シーズンは、“宿敵”インテルの追撃を交わして11年ぶりとなるスクデット戴冠に導いている。

 2010年代以降、凋落の一途を辿っていた“名門”を復権させたピオリ監督。就任4年目となる今季は、セリエA第12節終了時点で3位につけ、CLでもグループステージ突破の可能性を大きく残している。セリエA連覇達成となれば1992−93シーズン〜1993−94シーズン以来(当時は3連覇)となるが果たして、“ロッソネロ”はどのような結末を迎えるのだろうか。