ジョナサンのパンケーキモーニング。税込み499円とワンコイン価格ですが、お値段以上のコスパを誇ります(写真:筆者撮影)

喫茶店やレストランが、朝の時間帯にドリンクやトーストなどのメニューを割安価格で提供するモーニングサービス。名古屋の喫茶店が始めた文化とされていますが、最近では大手外食チェーンも数多く提供しています。

そんなチェーン店の外食モーニングをこよなく愛するブロガー、大木奈ハル子さんがお届けする本連載。初回、訪れたのは「ガスト」「バーミヤン」などを運営する、すかいらーくグループの「ジョナサン」です。

ファストフードに牛丼チェーンにファミリーレストラン。カフェに焼肉に立ち食い蕎麦にドーナツショップ。

飲食チェーンが密かにしのぎを削っているジャンル、それが朝メニュー、いわゆる「モーニング」ってやつです。

集客の弱い時間帯である午前中の売り上げを強化すべく、朝の数時間だけ提供される限定メニューの数々は、コスパ抜群かつ店の特色が強く現れ、どれも魅力にあふれています。

居心地の良い空間で、ゆっくりまったり朝のひとときを過ごしたい人におすすめなのが、すかいらーくグループのファミレス「ジョナサン」の、「パンケーキモーニング」です。

外食の定番は昼休憩に1人でランチ?それとも休日に家族でディナー?そんな固定観念を覆し、たまにはチェーン店で朝食を。

ジョナサンの「パンケーキモーニング」499円


ジョナサンのパンケーキモーニング。シンプルで、美しいビジュアルが特徴です(写真:筆者撮影)

「ジョナサン」の朝メニュー「選べる!モーニングセット パンケーキモーニング」の価格は税込499円で、提供時間は、AM6時から10時30分まで。

セット内容は、

・パンケーキ2枚(バター・メープルシロップつき)

・ドリンクバー

・スープ(飲み放題)

です。

オーダーする際に「パンケーキって書いてあるけどホットケーキと何か違うのかしら?」と気になっていたのですが、提供されたのは私の中ではホットケーキと呼ばれる部類のものでした。


断面図はこんな感じ(写真:筆者撮影)

私の中でパンケーキはホットケーキよりも甘さ控えめで、厚みが薄くてペラっとしているという印象があったのですが、ジョナサンのパンケーキは、味も厚みもスタンダードなまごうことなきホットケーキです。

パンケーキと書いたほうが今風だからという理由で「パンケーキモーニング」というメニュー名にしたのでしょうか。


ホッと落ち着くスープつき(写真:筆者撮影)

でも、そこがいい。なぜなら、子ども時代には特別な日のごちそうだった昔懐かしいホットケーキを、なんでもない朝に食べられるのですから。これぞ大人の贅沢ってやつです。


ドリンクバーの様子(写真:筆者撮影)

ドリンクバーには茶葉が瓶に入った「ティーバー」があるのが、ジョナサンの特色。「フルーツカクテル ルイボスティー」や「しょうが紅茶」「シナモン&ナッツ・オルゾー」など、定番の茶葉に加え季節ごとの限定茶葉もあり、何を飲むか選ぶのも楽しい。


専用の茶こしつきマグカップで抽出。朝のゆったり時間を上質にすることができます(写真:筆者撮影)

ティーバッグの手軽さはありませんが、専用の茶こしがついたマグカップに茶葉を入れ、お湯を注いで茶葉が開くのを待つ時間というのもオツなものです。

個別メニューには記載がないのでわかりにくいですが、メニューの右上に「AM6:00〜PM5:00までにご来店のお客様にはスープバーをサービスで提供させていただいております」という文言があるので、セットにスープも含めています。

パンケーキの甘みだけでなく、スープの塩っけも摂取できて、朝食としての完成度がアップします。これはありがたい。

絶妙な価格設定と、圧倒的な居心地の良さ

「パンケーキモーニング」の魅力は、499円という絶妙な価格設定。

ハンバーガーチェーンの朝メニューだと、シンプルなバーガーとドリンクSサイズのセットが200円台。和食チェーン店の場合は、300円台でたまごかけごはんと味噌汁の定食が提供されることが多いです。

これらと比較すると、ジョナサンの499円という価格設定は、「とくに高くはないけれど、決して安くはない」という印象を持たれるかもしれません。

でも、それだけじゃありません。このメニューはワンコインで至福の朝時間を提供してくれる、最強のモーニングなんです。

「ジョナサン」は、ファミレス大手のすかいらーくグループが運営する王道ファミリーレストランで、カジュアル路線ながら系列チェーンの「ガスト」よりも、少しだけ価格帯が高めです。


絵本やスポーツ新聞、マネー系雑誌まで、バラエティ豊かなラインナップ。「長居していいですよ」という店からの無言のメッセージのようです(写真:筆者撮影)

ほとんどの店舗で共通して、パーソナルスペースを大きく確保できるボックスシートが多めの内装や、入口に置かれた雑誌や新聞など、滞在時間を長めに想定し、居心地の良さを優先した店づくりをしています。


普段は混み合う都心の店舗も、平日の朝は人も少なめで、ゆっくりできます(写真:筆者撮影)

私が訪れたのは、都心のオフィス街の近くにある、席数100席以上の大型店舗。その立地ゆえか、昼と夜は混み合う店なのですが、平日の朝は人影もまばらです。

4人がけ席にひとりで座り新聞を広げる紳士や、テーブル席でノートパソコンを開くサラリーマン、窓辺のボックスシートで会話を楽しむ老夫婦など、都会の喧騒を感じさせないゆっくりとした時間が流れていました。

朝の光の差し込む窓際に座って、パンケーキを食べ、スープを飲んだあとは、手帳を開き、フレーバーティーを飲みながら1日のスケジュールを組み立てる。

素敵な1日がはじまる予感がします。ワンコインで買える豊かな時間がそこにはありました。

ジョナサンは朝メニューが大充実

「ジョナサン」の朝専用メニューは14種類。そこからさらにパンの種類を選んだり、トッピングを追加するなど、アレンジも自由自在。


食パンは湯種食パンを使用しているそう。食パン自身が「しっとりもちもち」とアピールしているかのようです(写真:筆者撮影)

私がオススメする、ワンコインで食べられる「選べる!モーニングセット」は5種類。

・サラダ&ハーフトーストモーニング 税込499円

・ブレッドモーニング 税込499円

・ハム&チーズサンドモーニング 税込499円

・パンケーキモーニング 税込499円

・しらすおろしご飯モーニング 税込499円

全てにスープとドリンクバーが付きます。

さりげなく和朝食も用意されているあたり、ファミレスならではの懐の深さを感じさせます。


卵を贅沢に2個使っていることがうかがえる、目玉焼きモーニングも注目のモーニングメニュー(写真:筆者撮影)

喫茶店のモーニングに準じるのが、「セレクトエッグモーニング」。

・目玉焼きモーニング(目玉焼き2個) 税込699円

・スクランブルエッグモーニング 税込699円

の2種類があり、主食を、米粉パン、厚焼きトースト、ライス、シリアル&ミルク、パンケーキ(2枚)のいずれかから選べ、さらにスープとドリンクバーが付きます。


(写真:筆者撮影)

「バラエティメニュー」として軽食もあります。

・シャキシャキキャベツのハムエッグサンドモーニング 税込769円

・デニッシュサラダモーニング 税込769円

・朝のバターチキンカレーライス 税込879円

・アサイーヨーグルトボウルモーニング 税込549円

カレーや野菜たっぷりのサラダプレート、インスタ映えしそうなアサイーヨーグルトなどもラインナップ。


(写真:筆者撮影)

こちらは、ランチよりもヘタしたら高い、豪華な和朝食と丼。

・焼鮭朝食(ごはん・みそ汁・たまご・海苔付) 税込799円

・三陸産金華さばの塩焼き朝食(ごはん・みそ汁・たまご・海苔付) 税込799円

ドリンクバーをつけると909円。

さらに休日には「ホリデーモーニング」という1000円オーバーのメニューが追加。

とりあえずここに来れば、何かしら食べたい朝食が見つかると思わせるには十分です。


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……とここまで書いて編集部に送ろうとしたら、2022年10月中旬にメニュー改訂があり、一部メニューの変更と値上げが判明いたしました。インフレのあおりを受けこらえる、外食産業のせちがらさを誰が責められるでしょうか? 

これは、いたしかたありません。

しかし、案ずることなかれ。当記事でおすすめしている「パンケーキモーニング」の値上げはありませんでした。これからもしばらくは、ワンコインで朝メニューを楽しめそうです。

編集部注:本記事に登場するメニューの価格は、すべて取材時点のものです。昨今の円安、原材料高騰などの影響を受けて価格が改訂されている可能性がありますので、最新情報は企業の公式サイトをご覧ください。

(大木奈 ハル子 : ブロガー)