作家の志茂田景樹が10月20日にブログを更新し、82歳となった現在の様子を語った。

直木賞作家である志茂田は、執筆活動のかたわらタレントとしてバラエティー番組などに出演し、カラフルなファッションで話題になった。子どもへの絵本の読み聞かせにも力を入れていたが、5年ほど前から関節リウマチを患い、その後身体状態が悪化。要介護4の認定を受け、車いすでの生活を送りながら、今も頻繁にSNSやブログで情報発信を続けている。

「ポツンと物書き屋 要介護4の体でパソコンは右手人差し指でポツンポツンとしか入力できません でも表現することができる喜びはとても大きいのです」とタイトルが付けられたブログでは、

まれに夢に見ますよ。
両手の指でタタタタタタと
キーボードを軽く叩いている夢です。
でも、それはもはや叶わぬ夢

と過去を振り返りつつ、

右手の人差し指でポツンポツン、
右手が疲れると、
左手の人差し指でポツンポツン。
1日上限5時間で原稿の執筆をやっています

指1本を使うのがせいぜいという現状でも、可能な限りの執筆を続けているとつづった。また、

朝食前後の朝の時間はスマホの音声入力機能を使って
Twitterや、メールの返信を行っています。
スマホの音声入力システムはなかなか優秀で助かります

と、スマホの機能を使いこなす柔軟性も見せている。

82歳になり、介護を受けながらも表現することへの意欲が依然衰えない志茂田に、ファンからは「病を得ても明るさを失わない先生のこと、とても尊敬しています」「世界中に発信されることに感謝しております」と、感動の声が寄せられた。

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