タレントとしても活動している八代英輝氏 写真・Yosuke Tanaka/AFLO

 10月19日、『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)に、同局社員の玉川徹氏が出演した。

 9月27日に執りおこなわれた、安倍晋三元首相の国葬に関する発言で、玉川氏は謹慎の処分を受けていた。

 番組を降板するともいわれていた玉川氏だが、謝罪の言葉を口にした後、「これからは現場に足を運び、取材をし、事実確認をして報告する。その基本に立ち返るべきだと考えました」と、今後はコメンテーターとしてではなく、現場取材をメインに出演を続ける決意を語った。

「玉川氏も含め、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)をめぐる爆笑問題・太田光の発言など、このところ、コメンテーターの“問題発言”が取りざたされることが目立ちました。

 そんななか、評価を上げているのが『ひるおび』(TBS系)に出演している八代英輝氏です。元裁判官、国際弁護士という経歴を持つ八代氏には《落ち着いて安定感ある》《声のトーンも聞き取りやすい》という声が多く寄せられています。

 旧統一教会問題をめぐっては、『教団がやっている外形的な犯罪行為』と発言し、9月には教団から提訴されていますが、問題に切り込んでいく姿勢も評価されているようです」(週刊誌記者)

 本誌は9月、大手広告代理店が調査した「好きな・嫌いなコメンテーター」ランキングの資料を入手し、報じた。

 渦中の玉川氏は「嫌いなコメンテーター」で2位だった。「自信家なのか、いつも上から目線」(36歳・女性)「この人がまっとうな意見を言っても、胡散臭く感じる」(50歳・男性)という意見が並んでいた。

 一方で「好きなコメンテーター」ランキングで、1位を獲得したのが八代氏だ。右寄りの発言が目立つものの、「たいていの事柄にわかりやすく答えたり、知識人なのに視聴者目線で専門家に質問したりしていて好感が持てる」(44歳・女性)、「韓国、中国、ロシアに対して、ほとんどの日本人が持っているストレスを代弁している」(32歳・男性)など、男女すべての年代から満遍なく得票していた。

10月19日放送の『ひるおび』では、宗教法人への解散命令請求についての岸田首相の発言が、18日と19日でまるで違ったことについて「一夜にして撤回したのは驚いた」と、やはり視聴者の意見を代弁するような八代氏から聞かれた。

 玉川氏にとっても、八代氏の冷静さは“お手本”になるかもしれない。