序盤には右膝付近に流血も…4回に先制被弾、6回にも一発浴びる

■フィリーズ 2ー0 パドレス(リーグ優勝決定シリーズ・日本時間19日・サンディエゴ)

 パドレスのダルビッシュ有投手は18日(日本時間19日)、本拠地でのフィリーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第1戦に先発。2発を浴びながら7回を3安打7奪三振2失点にまとめるも、打線の援護なく黒星を喫した。自身にとってポストシーズン3連勝とはならなかった。

 初回先頭に四球を与えるも、後続を3人で斬って上々の立ち上がり。右膝付近に流血の跡がにじんでいたが、3回2死から今季本塁打王のシュワーバーに右前打を許すまで無安打投球だった。しかし4回1死から昨季のMVPハーパーに先制ソロを被弾。味方の援護を受けられない中、6回先頭にはシュワーバーにソロを浴びた。

 許したのはわずか3安打。痛恨の一発もいずれもソロと傷口を最小限にした気迫の95球だったが、肝心の反撃がない。パドレス打線は4回まで無安打に抑え込まれ、5回にチーム初安打が出て以降も機能しなかった。

 今季メジャー自己最多タイの16勝を挙げたエースは、ポストシーズンでもチームを牽引してきた。7日(同8日)のメッツとのワイルドカードシリーズ第1戦では7回1失点の好投。先陣を飾った。12日(同13日)のドジャースとの地区シリーズ第2戦では3被弾しながら5回3失点と粘った。自身3連勝をかけて大一番で先陣を切ったが、無援護では勝利は叶わなかった。(Full-Count編集部)