プロ野球楽天のエース田中将大投手(33)が2022年10月6日にインスタグラムを更新し、シーズン中に誹謗中傷被害にあったことを明かした。

大リーグ・ヤンキースから古巣楽天に戻ってから2年目のシーズンを終えた田中は「自分達が目指していた所、そして皆さんの期待に応えることが出来ずに悔しい結果で僕達のシーズンは終わってしまいました」と振り返り、クライマックスシリーズ(CS)進出を逃したことを悔やんだ。

ファン「来年以降も楽天のユニフォームでお願いします」

そして「心無い誹謗中傷などもありましたが、苦しい時にも暖かい声や、叱咤激励をしてくれる方が居たから頑張る事が出来ました。2022年シーズンも沢山の応援ありがとうございました」と誹謗中傷被害を明かしつつファンに感謝の意を表した。

田中は今季、25試合に先発し9勝12敗と黒星が勝ち星を上回り防御率は3.31。チームはリーグ3位の西武に3ゲーム差の4位に終わりCS進出はならなかった。

心無い誹謗中傷を受けたと明かした田中の投稿に対してファンからは激励のコメントが相次いだ。

インスタグラムには「まー君がいるからこその楽天なので、誹謗中傷なんて気にせず、オフはしっかりお休みください」「応援することしかできないけど、全力で応援します」「誹謗中傷は私が吹っ飛ばしますから、来年以降も楽天のユニフォームでお願いします」「心無い誹謗中傷なんかに負けないでくださいねぇ〜」などのコメントが寄せられた。

近年、プロ野球界ではSNSを通じて誹謗中傷を受ける選手が増えており、21年11月に中日の福敬登投手(30)がシーズン中にSNSで誹謗中傷を受けたことを明かし、警察に被害届を提出した。スポーツ紙などの報道によると、福は「打たれた試合ではおびただしい数の殺害予告めいた内容が来た」などと明かしたという。

今年8月には阪神の青柳晃洋投手(28)がインスタグラムで中傷コメントの被害を報告。これを受けた球団は公式ツイッターで「チームや選手への行き過ぎた誹謗中傷や、違法な投稿に対しては、当球団として警察への届け出や法的措置を執る場合がございますので予めご了承下さい」と注意喚起した。