ここ最近、MCを務める『サンデージャポン』(TBS系)で世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への擁護ともとれる発言を繰り返している太田光。ツイッター上では8月末からハッシュタグ「#太田光をテレビに出すな」がトレンド入りするなど炎上が続いている。その言動には著名人も批判の声をあげており、デーブ・スペクターは「太田さんは知らなすぎる」と断罪。『2ちゃんねる』創設者のひろゆきこと西村博之氏は「太田さんがやっていることは統一教会が壊れていく、正しい方向に行くのを延期させているように見えてしまっている」と意見を述べた。

【写真】太田光の自宅玄関に投げつけられた生卵、割れて飛び散りひどい有様に…

 一連の炎上の経緯もあってか、9月14日には所属事務所のタイタンの社長で太田の妻である太田光代社長がHP上でSNS上での誹謗中傷に法的措置をとるという声明を出している。そのなかには、《タレント個人を守るという社としての責務を全うすべく、一定のラインを超えた表現については厳しく対処していく必要があると判断するに至りました》との文言もあり、事態の深刻さが伺えよう。

卵を投げつけられるも太田光はラジオで笑いにして

 そんななか、10月3日に光代社長が驚きのツイートし、ネットが騒然となった。

《許しません!だれ?もっと投げたら良いわ。卵を投げる意味。分かっているんでしょう。ヨーロッパの習性よ!》

 テキストとともに投稿されていたのは、自宅の玄関に生卵がぶつけられている写真。床にぶつけられた卵は割れており、黄身が跳ね、殻は門の中にまで飛び散っている。

 キリスト教の社会では『謝肉祭』で神への捧げ物として卵を投げるという伝統があるが、近年の欧米では政治家などの権力者に抗議の意味で卵を投げる意味合いのほうが主流である。光代社長のツイッターには、《ほんとに酷い。信じられません》《犯人捕まるといいですね》《光代さんや光さんが危険な目に遭われないことを祈ります》といった声が寄せられた。

 被害を公にした翌日の10月4日、ラジオ『爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ)に出演した太田光は番組の冒頭で、この件について「白いご飯だけ持って玄関の前に立ってようかな。卵かけご飯ができるんじゃないか」と、ボケで応戦。

 終いには「まぁ生卵くらいじゃ俺の口は塞げないけどな」と締めて次の話題へと移ったが、トークのなかでサラッと「『セコム』きて大変だったんだけど」と、警備会社が動く事態になっていることを明かしていた。

防犯カメラ完備の豪邸に

 女優の真木よう子もインスタグラムで生卵が投げ入れられたニュース記事に対し、「はっきり言って、残念です。卵を投げつけたりする人がいる事が」と意見を述べ「TVや報道はごく一部を切り取っただけ。何故、人を傷つけていいと思えるのか、太田さんや、奥さまが皆さまに何かしたんですか?」と苦言を呈した。

「それにしても犯人はよく行動に移したと思いましたね。都内にある太田さんの豪邸は防犯カメラも完備されており、一目で録画されているとわかるはずなんですが。また、自宅の扉には警備会社のシールが大きく貼られています。まったく堂々とした犯行ですよ。近隣住人の間では、“あそこが太田さんのお宅だよ”と知られてはいましたが……」(ワイドショースタッフ)

 今回のケースはどのような罪に問われるのだろうか。弁護士が解説する。

「卵は掃除できますし、自宅が損壊したわけではないので『建造物損壊罪』に問われる可能性は薄いでしょう。あり得るとすれば危険物投注等の罪(同法1条11号)といった軽犯罪でしょうか」

 すでに事態は動き出しているようだ。

「ラジオで太田さんはノーダメージの振る舞いをしていましたが、すでに警察には相談をしているようで、捜査は始まっています。有名人ということもあり、慎重に進められているそうです。犯人が捕まるようなことがあれば、また公表されるのではないでしょうか」(全国紙政治部記者)

 事件の早期解決が待たれる。