引退するボートの打席で配慮、米記者「オオタニとスタッシが少し離れ…」

 米大リーグのエンゼルス大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、今季最終戦となった敵地アスレチックス戦に「3番・投手兼DH」で投打同時出場し、5回を投げて1安打6奪三振1失点の力投も9敗目。史上初の投打ダブル規定到達を達成し、衝撃の二刀流イヤーを締めくくった。2回には今季限りで引退する打者に配慮する計らいを見せ、「本当にクールだ」と米記者も絶賛した。

 大谷が2回1死から対戦したのは今季限りで引退を表明しているスティーブン・ボート。自身の子供がアナウンスする演出で37歳のベテランが呼びこまれると、球場は大きな拍手に包まれた。客席から歓声が上がり、特別な空気感に。すると、大谷はマウンドから離れ、時間を作った。相手選手に対するリスペクトを込めた行動のようだった。客席に手を振ってボートが打席に入ると、大谷もマウンドへ。この打席は遊ゴロだった。

 米カリフォルニア地元放送局「NBCスポーツ・カリフォルニア」のアスレチックス専門ツイッターは「ボートの子どもたちは、父親の打席前にアナウンスを行った。それに続いてファンからスタンディングオベーションが起こった」と紹介し、動画を投稿した。

 また、カナダのスポーツ専門チャンネル「スポーツネット・カナダ」のショアイブ・アリ記者は「私はこういうのが大好きだ。オオタニとスタッシが少し離れて、ボートに(歓声に)少し浸かってもらおうとしているのも本当にクールだ」と大谷と捕手スタッシの計らいを称賛。ささやかな行動かもしれないが、自身の投打ダブル規定投球回がかかった試合で演じた行動が注目を浴びた。

(THE ANSWER編集部)