育成2位のハム速水はファームで66試合出場も現役を引退

 日本ハムは4日に昨年の育成ドラフト2位で入団した速水隆成捕手の現役引退を発表した。僅か1年で現役に終止符を打ったことに驚いたファンも多かったようだ。ここでは過去に1年で退団、引退した選手を紹介する。

 25歳の速水は桐生第一高、ルートインBCリーグ・群馬ダイヤモンドペガサスを経て昨年の育成ドラフト2位で入団。ファーム公式戦66試合に出場し打率.190、5本塁打、14打点の成績だったが引退を決断した。「ドラフト指名後、1年勝負と覚悟を決めて、全力を尽くしました。1年間やり抜いた結果、野球を引退して、家族とともに新たな道へ進みます。短い期間ではありましたが、応援ありがとうございました」と球団を通じてコメントを発表している。

 また、西武は今年6月10日、昨秋のドラフト会議で国学院大から育成ドラフト4位で西武に入団した川村啓真外野手から退団の申し出があり、受理したと発表している。本人から一身上の都合で退団したいとの申し出があったという。

 過去にもNPB在籍1年で退団・引退した例がある。山梨学院大、クラブチームの西多摩倶楽部を経て2010年育成ドラフト7位で入団した川口寛人内野手は翌年オフに戦力外通告を受けて現役を断念。その後は現役を終えた選手たちの再就職をサポートしている。

 愛知啓成高から2014年ドラフト9位で日本ハムに入団した佐藤正尭捕手は2015年オフに戦力外通告。ファームでは56試合出場で打率.164、1本塁打、8打点だった。八戸学院光星高から2015年育成ドラフト5位で入団した左腕・呉屋開斗投手は1年で見切りをつけて現役引退した。

 早くに自ら引退、退団する場合の理由は様々だろうが、将来を見据えての決断という側面もあるだろう。日本野球機構(NPB)は昨年秋のフェニックス・リーグに参加した選手にアンケートを実施(平均年齢22.7歳)し、その結果を今年5月に公表した。引退後の生活に不安を感じている選手は123人(66.1%)。そのうちの最大要素は「進路」で82.9%に及んだ。一方で、引退後の進路について6.5%が「考えている」と答えている。自分の力量を見極め、早期に決断を下して第2の人生を踏み出すパターンは今後、増えていくかもしれない。(Full-Count編集部)