人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」の前日譚「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」の第7話が米HBOなどで放送され、「シーンが暗すぎて何が起きているのかわからない」と視聴者から怒りの声が噴出している。

 「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」は、作家ジョージ・R・R・マーティンのベストセラー小説「氷と炎の歌」を基にしたドラマ。「ゲーム・オブ・スローンズ」の200年前を舞台に、ドラゴンを操るターガリエン家の“鉄の玉座”を巡る、し烈な権力闘争を描く。

 「ゲーム・オブ・スローンズ」のファイナルシーズン第3話「長き夜」(ミゲル・サポチニク監督)でも同様の声が上がったが、問題となった第7話でメガホンを取ったのもサポチニク監督だった。

 “何が起きているか知りたいのに見えない”というイライラをTwitterで吐き出していた視聴者に対して、HBOカスタマーサポートのTwitterアカウントは「ハイ! 第7話の夜のシーンがあなたのスクリーンでは暗すぎる、と知らせてくれて感謝します。あのシーンの薄暗い照明は意図的なもので、クリエイティブな決定に基づいています。ありがとう!」と軽快に回答している。

 この“シーンの暗さ問題”がニュースになると、視聴者の議論はさらに活発に。「本当に暗かった」「暗すぎて観るのを諦めた」と賛同者が出てくる一方、「テレビの設定をちゃんとすればいいだけ」「部屋の電気を消せばいい」「自分には問題なく見えたけど」といった声も上がっている。

 「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」は日本ではU-NEXTが独占配信中。世界的なヒットを受け、シーズン2の制作も決定している。(朝倉健人)