ユーグレナは9月28日、「食べ過ぎてしまう傾向が高めの遺伝子タイプが多い出生地(都道府県) ランキング」を発表した。同調査は2020年5月、ユーグレナ・マイヘルスとジーンクエストの遺伝子解析サービスを利用する2万1,371人のゲノムデータをもとに数値化した。

「食べ過ぎてしまう傾向が高めの遺伝子タイプが多い出生地(都道府県) ランキング」

同社によると、必要以上に食べてしまう食事習慣は肥満へも影響することが知られているが、その食事習慣には遺伝的な要因が関わっていることが報告されているという。そこで今回、ゲノムデータで食べ過ぎてしまう傾向が高いかどうかに関する項目に該当する遺伝子「食事に対する自制力(SNP:rs1726866)」を解析。

この遺伝子は、「食べ過ぎの傾向が高めのタイプ(遺伝子型:TT)」、「食べ過ぎの傾向が一般的なタイプ(遺伝子型:CT)」、「食べ過ぎの傾向が低めのタイプ(遺伝子型:CC)」の3つのタイプがあり、その中で「食べ過ぎの傾向が高めのタイプ(遺伝子型:TT)」に該当する人の割合を出生地(都道府県)別に算出し、数値化した。

食べ過ぎの傾向が高めの遺伝子タイプの人の割合が相対的に高い都道府県は、1位「山梨県」(24.26%)、2位「香川県」(23.91%)、3位「富山県」(23.76%)、4位「長崎県」(23.14%)、5位「広島県」(22.95%)、6位「福井県」(22.90%)、7位「新潟県」(22.60%)、8位「福岡県」(21.80%)、9位「鳥取県」(21.21%)、10位「山形県」(20.81%)となった。

10位以内には日本海側の7県がランクインしている。全ランキングで見ると西日本エリアが上位に多い傾向にあった。