さまざまなメリットがある電車通勤ですが、やはり特有のデメリットもあるもの。普段、電車通勤をしている人の中には、日常的にデメリットを感じている人も多いのではないでしょうか。そんな「電車通勤のデメリット」について、ビズヒッツ(三重県鈴鹿市)が運営するメディア「Biz Hits」が調査を実施。その結果をランキング形式で発表しました。

「日本の鉄道は時間に正確」といわれるけど…

 調査は2022年8月、電車通勤をしている男女を対象に、インターネットリサーチで実施。計502人(男性238人、女性264人)から有効回答を得たものです。

 3位は「時間が決まっている」(51人)です。自家用車や自転車での通勤とは異なり、電車通勤の場合は時刻表に合わせて行動する必要があるため、「発車時間を気にしなければならないこと(29歳女性)」をデメリットに感じるコメントが寄せられました。また、「出勤・退勤時間がある程度限定される(33歳男性)」など、始業・終業の時間によってはデメリットになる人もいるようです。

 2位には「遅延・運休がある」(106人)がランクイン。「日本の鉄道は時間に正確」といわれますが、事故や天候によっては遅延や運休が発生することもあります。やむを得ないこととはいえ、「悪天候や災害で運休したときは、どうすることもできない。場合によっては帰宅できないこともある(35歳女性)」「人身事故や電気事故などが発生すると30分以上止まってしまい、遅刻することがあります(58歳男性)」など、遅延・運休で困った経験がある人は少なくないようです。

 そして、1位に選ばれたのは「人が多い」(339人)でした。満員電車に揺られて通勤するのは、体力的にも精神的にも負担が大きく、「人混みが苦手」な人には特につらいもの。「満員電車に疲弊する(49歳男性)」「見知らぬ人と肩を寄せ合わないといけないのでストレスがたまる(26歳男性)」「通勤ラッシュ時は気持ちが悪くなる(39歳女性)」といったコメントが寄せられました。なお、混雑するのは都会の電車だけではないようで、「田舎なので本数が少なく、人が集中するので混雑する」という回答もありました。