今年6月、未成年女性との “パパ活” 疑惑が『週刊ポスト』に報じられた、吉川赳衆院議員。9月28日には、衆院に「1人会派」結成の届け出を出していたことが『毎日新聞』によって報じられ、波紋が広がっている。

 仮に1人会派が結成された場合、会派に対して「立法事務費」が支払われる。月額65万円、年間で780万円が支給され、使途公開の必要はない。報道によれば、28日に衆議院運営委員会で可否が検討されたものの、「継続協議」の扱いになったという。

「18歳の女性に飲酒させ、ホテルに入って現金を渡したと報じられた吉川議員ですが、すぐに自民党を離党したのち雲隠れ。その後は長文ブログで釈明するばかりでした。

 今後は裁判を起こす方針だとしており、8月の臨時国会に出席した際も『係争中なので答えられない』と語っています。ただ、9月22日時点で『週刊ポスト』は提訴されていないとしており、説明責任を果たしているとは言えないでしょう」(政治部記者)

 9月27日の『NEWSポストセブン』では、吉川議員の富士市後援会会長が、報道後は吉川議員と連絡が取れていないと明かし、「私から吉川の携帯にかけてもつながらない。そこまで拒否されるのなら私は何のために後援会会長をやっているのか。後援会は休眠状態で解散するのかどうかも決まっていませんが、この際ですから私は一切関係を絶とうと思っています」と証言している。

 吉川議員は、問題発覚後の6月末に、国会議員の夏のボーナスにあたる「期末手当」286万1358円を支給されている。そのうえで、1人会派を届け出たことに、SNSでは批判の声が多数寄せられている。

《交付金欲しさに、1人会派結成?夜の活動に使うつもり?いい加減にしろ。》

《選挙区では大敗して、運良く比例復活当選したわけだから、個人として有権者に支持されてるわけじゃない。それで自民党を離党したんだから、議員である妥当性は無いだろう。しかも会派の届け出とか、どこまで厚かましいんだか。》

《何の説明責任も果たさない人間に国民は支持しないだろう すぐさま辞職すべき やり直したいなら選挙に出て出直してほしい》

 吉川議員が出した1人会派の名前は「次代を考える会」だという。次代もいいが、まずは自身の身の振り方も考えてほしい。