レンドンは6月の右手首手術で今季絶望と見られていた

 右手首手術で戦列を離れていたエンゼルスのアンソニー・レンドン内野手が28日(日本時間29日)、60日間の負傷者リストからメジャー復帰した。6月のマリナーズ戦での乱闘騒ぎの影響で5試合の出場停止処分が課され、実戦復帰は10月3日(同4日)の敵地・アスレチックス戦となる見込みだ。フィル・ネビン監督代行は「レンドンはプレーする準備ができている。9イニングプレーできる状態だ」と話した。

 レンドンは6月の右手首手術で今季絶望と見られていたが、9月からグラウンドでの守備練習を再開。この日は2日連続で実戦形式の打撃練習「ライブBP」を行った。当初は今季絶望と見られていたが、シーズン終盤で復帰。ネビン監督代行は「出場停止を消化するためだけではない。彼を称えたい。今季絶望と言われて練習をしない時期があったが、日々球場に来ていた。それは若手にとって大きい。ここまで回復できたのは裏での彼の努力の賜物だ」と語った。

 2020年から7年総額2億4500万ドル(当時266億円)でエンゼルス入り。昨季も故障で58試合出場にとどまり、今季も45試合出場し、打率.228、5本塁打、24打点。2年連続で長期離脱となっていた。

 チームは若手有望株ローガン・オーハッピー捕手を昇格させた。この日の本拠地・アスレチックス戦に「8番・捕手」で先発出場する。マグネウリス・シエラ外野手、マイク・フォード内野手の2選手を事実上の戦力外(DFA)とした。(Full-Count編集部)