日本でも達成できなかった年間200奪三振をマーク

 米大リーグ・エンゼルス大谷翔平投手は今季、投げては14勝8敗で防御率2.47、203奪三振をマーク。打っても打率.271、34本塁打、93打点と二刀流の活躍を見せている。米国のスペイン語紙は「称賛すべき素晴らしさ」と称え、歴代のシーズン200奪三振投手の中では異次元と言える数字も伝えている。

「ショウヘイ・オオタニは日本でも成し遂げられなかったシーズン200奪三振に到達している」との見出しで伝えたのは、1926年創刊の米国のスペイン語地元紙「ラ・オピニオン」だった。

 大谷は23日(日本時間24日)のツインズ戦で、投手としてシーズン200奪三振に到達。日本ハム時代を含めてキャリア初だったが、記事では「多くの人間が怪物と呼ぶ男は、メジャー史上で同一シーズンの200奪三振、(野手として)8本塁打を同時達成した初の選手となった」と紹介。これまでシーズン200奪三振をマークした選手がその年に記録した本塁打数は7本が最多だったが、34本を打っている大谷が突き抜けてNo.1に。新たに打ち立てた金字塔を伝えた。

 更にシーズン60本塁打を記録しているヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手とのMVP争いにも言及。「疑いの余地なく、ジャッジとのア・リーグMVP争いは続くことになる。どちらも受賞に値する数字を残しているが、重要な投打両面で圧倒するという長らく見たことがない、この日本人は称賛すべき素晴らしさだ」と両スターのデッドヒートの様相を報じる一方で、大谷に最敬礼を送っている。

(THE ANSWER編集部)