0-0の9回に劇的サヨナラ勝利、2年連続最下位から連覇

■ヤクルト 1ー0 DeNA(25日・神宮)

 優勝へのマジックナンバーを「2」としていたヤクルトは25日、本拠地・神宮球場でDeNAと対戦して1-0でサヨナラ勝利。2位との直接対決を制したため、2年連続9回目のリーグ優勝が決まった。8回まで0-0の緊迫した投手戦となったが、ヤクルトは新人の丸山和が9回に劇的なサヨナラ打を放った。

 注目の一戦は、ヤクルトの小川、DeNAの今永の両先発の意地がぶつかる投手戦となった。小川が6回107球を投げ、2安打無失点でマウンドを降りると、今永は7回123球を投げ、3安打11奪三振、無失点とこれぞエースという気迫の投球を見せた。

 迎えた9回、ヤクルトは守護神のマクガフが3者凡退に抑えて流れを引き寄せる。その裏、先頭のオスナが遊撃への内野安打で出塁。続く中村が1球で送りバントを決め、得点圏に走者を進めた。1死二塁から新人の丸山和が左中間を破って、代走の塩見が歓喜のホームインとなった。

 ヤクルトのセ・リーグ連覇は野村克也監督が指揮を執っていた1992、93年に続いて2回目となる。2年連続最下位からの快挙となった。高津監督はナインから胴上げされ、7回宙に舞った。(Full-Count編集部)