9月25日(日)放送の『新婚さんいらっしゃい!』に、夫が進学塾の校長先生、妻が仏像彫刻の伝統工芸士という京都の夫婦が登場する。

出会いのきっかけは、京都のとある懇親会。

彼女の2つ隣の席にたまたま座った夫の父と話が盛り上がり、「同じ年頃のラガーマンの息子がいる」という話題から彼女に紹介する展開に。写真を見れば「体がシュッとして筋肉質のラガーマン」と彼女も好印象で、話はとんとん拍子に進んでいく。

京都・二条駅ではじめての待ち合わせ。

目印の“赤い服”を着た男性は写真とまったく違ってかなり太っていて、とてもラガーマンだったとは思えない。妻ははじめは「騙された」と思うも、デートで話すうちに夫の優しさに惹かれ、やがて交際へと進んでいく。

半年後、突然妻の家にやってきた彼は、彼女の目の前に正座。これまでの思い出や家族の話を号泣しながらひたすら話し続けた。

夫の短い脚と、その上に乗ったお腹のお肉に妻は笑いそうになるも、1時間後、彼から「最後まで絶対守ります」とプロポーズされ2人は晴れて夫婦となる。

幸せな新婚生活が始まり、「妻の作る春巻きは世界一」と妻の手料理を大絶賛する夫。片や誕生日にお揃いのスニーカーをプレゼントされた彼女は、「嬉しくて、よく一緒に散歩した」と楽しい思い出を語る。

しかし新婚3カ月目、突如悲劇が訪れる。夜中に突然、夫が激しい頭痛と吐き気をもよおし、救急車で運ばれたのだ。

夫を襲ったのは「くも膜下出血」。緊急入院、緊急手術となり、妻は頭が真っ白に…。

「社会復帰できる可能性は20%」「意識が戻っても、記憶障害と右半身麻痺で介護生活の可能性がある」ということを知らされた妻は、仕事も手がつかない日々。

そんな姿を見た義父は、結婚したばかりでの出来事に「離婚してもいい」と彼女に伝えるも、彼女はプロポーズの彼の言葉を思い出し、「私が彼を守る番」と覚悟を決めた。

「おそろいのスニーカーで、また一緒に散歩がしたい」。

そんな思いを胸に、コロナ禍で1日30分の限られた面会時間中、夫に思い出を話しかけたり、手をマッサージしたりと懸命に夫に寄り添い続けた妻。

幸せの絶頂に訪れた不幸を二人三脚で乗り越えた、夫婦愛の奇跡のストーリーが語られる。