日本で生まれ米ジョージア州に住むケイコ・ゲストさん(Keiko Guest、72)のTikTokの勢いが止まらない。「おばあちゃんと呼ばないで!」と語るケイコさんは72歳。子供服からセクシーな服までなんでも着こなし、ダンスでは軽快なステップを踏むスーパーウーマンだ。『The Daily Star』などが伝えた。

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ジョージア州アトランタに住むケイコ・ゲストさんは2020年6月、70歳の時にTikTokに初めて動画を投稿した。「翌朝目覚めると、フォロワーが1000人だったの。そうしてその週末までに5000人に増えていたわ」と語るケイコさん。もともとダンサーとして活躍し、写真家として生計を立てていたが、新型コロナウィルスの流行で経営が立ち行かなくなり、TikTokを始めたところ大きな反響があったという。

ケイコさんのTikTokのフォロワーは現在、40万6千人超で、若い世代の子たちと一緒にダンスをしたり、タイトなドレスにハイヒールでポーズを取ったり、ジムで体を鍛えてみたりと、70代とは思えないエネルギッシュな動画を多数投稿し人気を集めている。また子供服やセクシーなドレスに身を包み、「私はおばあちゃんじゃないわ。こんな服だって着こなしちゃうの!」とポーズを決めてスリムで鍛えた体を披露、動画のなかには再生回数が490万回を超えたものもある。

ケイコさんは「20歳の時は、40歳というのはおばあちゃんだと思っていたけど、いざ40歳になってみるとそんなことはなかったわ。そして70歳を超えた今はというと…。自分の年を明かすとほとんどの人はショックを受けるの。『嘘でしょう?』と信じてくれない人もいるけど、他は『えええ!』と驚くのよ」と笑う。そして若さの秘訣については、「年齢に関係なく、アクティブでいることね。私は体を鍛えているし、エアリアルフープ(空中に吊るされたリングを使い舞う体操)を習い始めたのは70歳になってからよ」と明かしている。

ただTikTokには「70代のおばあちゃんが何をしているの?」「あなたのダンスはダンスじゃない」「体が硬すぎるよ」「ヒールを履いて歩くのが下手」「若い子の服を着ても似合わない」「年寄りは見たくない」などと、ネガティブなコメントが後を絶たないという。

それでもケイコさんは「私が70代だから色々言ってくるのでしょうけど、私はファッショニスタの母の影響で幼い頃からファッションには興味があったの。バレエも学んだし、ダンスは私が生涯をかけてやってきたことよ。年を取っているからといって自分の勢いを止めて、そのまま死んでしまうなんてナンセンス。私は自分ができることを楽しんでいるだけなの」と力強く語る。

そしてそんなケイコさんのTikTokには、次のような前向きなコメントが多数寄せられている。

「あなたを見ていて元気が出たわ!」
「思わず笑みがこぼれてしまう。」
「あなたのように年を取りたい。」
「肌がきれい!」
「ダンスが最高!」
「クイーン!」
「前向きな生き方がいいね!」
「私は27歳。あなたを見ていたら夢を追いかけるのに年齢は関係ないと思った。勇気をありがとう。」

ケイコさんは「褒められると素直に嬉しいの。こんなコメントは大歓迎よ」と明かし、目を輝かせてこう述べている。

「自分は“美しく年を重ねる女性”を目指したい。そして社会がそれを受け入れてくれるようになれば嬉しいし、多くの人に私のダンスを見て欲しいわ!」

画像は『Keiko Guest 2022年5月26日付TikTok「Yes I almost fell over.」、2022年8月11日付TikTok「Dc: @Jm Yrreverre @dubuctwins」、2022年9月8日付TikTok「#gymnastics #aerial」、2022年9月8日付TikTok「#ootd #fashion #fyp」、2022年1月31日付TikTok「72 looking at you.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)