日本代表選手たちの参戦で日本でも関心が高まっているフランスサッカー。有望株が多く集まるリーグであり、未来のスター選手たちの成長を見ることができる。

そこで今回は、今季注目の若手選手たちを見ていきたい。

アミヌ・グイリ

新たにレンヌへ加わったアタッカー、グイリ。名門リヨンで育成されたアルジェリア系フランス人であり、ユース時代から注目を集めてきたエリート選手である。

その古巣リヨンではトップチームでほとんど出場機会を得られなかったが、2020年に加入したニースでは本領を発揮。攻撃の中心として初年度から多くの得点に絡み、とりわけELでは4試合連続ゴールと素晴らしい活躍を見せていた。

迎えた昨季もリーグアン10ゴール9アシストという数字を残している。

ケフレン・テュラム

ニースでプレーするMF、テュラム。フランス代表のレジェンド、リリアン・テュラムの息子であり、ボルシアMGで活躍しているマルクスを兄に持つ。

元々は父親と同じくモナコでプレーしていたが、2019年にフリーでニースへ加入している。徐々にプレータイムを伸ばし、昨季は途中出場が多いながらも、リーグ戦では36試合に出場、4得点をマークした。

ちなみにパトリック・クライファートの息子であるジャスティンも昨季はニースでプレーしていた。

ヌーノ・タヴァレス

昨季にアーセナルへ引き抜かれたタヴァレス。ベンフィカ出身のポルトガル人サイドバックであり、プレミア初年度は22試合に出場した。

ただ定位置を掴むには至らず、今季はマルセイユへローンで加入している。するとリーグ戦では早くも3ゴールをマークしており、持ち前の攻撃力を発揮しつつある。

ちなみに今季はゲンドゥジやコラシナツがプレーしており、また昨季はローンで加入していたサリバが活躍するなど、マルセイユのスカッドはアーセナル感が強めである。

テテ

リヨンで活躍するテテ。グレミオで育ったウィングである。

有望なブラジル人選手を多く揃えることで知られるシャフタール・ドネツクに見出され、2018年からはウクライナでプレーしていた。

ただ昨季はウクライナ情勢の悪化に伴ってシャフタールでのプレーが困難となり、特例措置でリヨンへローンで移籍していた。

新天地では、リーグアン9試合で2ゴール5アシストとすぐさま躍動。ローンが延長された今季もここまで既に4ゴールをマークしており、好調を維持している。

ジョナサン・デイヴィッド

リールのアタッカー、デイヴィッド。カナダ代表のエースであり、同国にとって36年ぶりとなったW杯出場に大きく貢献した。

クラブでは、ユース時代からベルギーのヘントでプレーし、デビュー2年目の2019-20シーズンにはリーグ戦で18ゴールをマーク。有望な若手選手の一人としてその名を知られるようになった。

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様々な行き先が予想される中で翌シーズンにリールへ引き抜かれると、初年度にいきなりリーグ制覇を果たして評価を大きく高めている。