サッカー元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏(41)が2022年9月15日にユーチューブチャンネルを更新し、23日にドイツ・デュッセルドルフで行われる国際親善試合・米国戦の先発メンバーを予想した。

「麻也とか佑都は欠かせない選手」

日本サッカー協会は15日にドイツ遠征(23日・米国戦、27日・エクアドル戦)のメンバー30人を発表した。ドイツ遠征はワールドカップ(W杯)カタール大会メンバー(26人)入りのアピールの場となり、大きな注目が集まる。

今回、FW大迫勇也(32)、FW浅野拓磨(27)、DF板倉滉(25)らが故障などで選外となり、国内組で臨んだ7月の東アジアE-1選手権で活躍したFW相馬勇紀(25)、FW町野修斗(22)がメンバーに選出された。

闘莉王氏は先発メンバーについて、GKを権田修一(33)とし、DFは酒井宏樹(32)、吉田麻也(34)、冨安健洋(23)、長友佑都(36)の4人を予想した。イングランド・プレミアリーグ・アーセナルでプレーする冨安に関しては「当分、日本代表のディフェンスラインを引っ張っていくと思いますね」と大きな期待を寄せた。

スタッフから左サイドバックのレギュラー争いについて、長友と中山雄太(25)の競争は「まだ決着が付いていないのか?」と問われると、「どっちを使ってもいいとは思うんですけど」と前置きし持論を展開した。

「一時期、佑都はすごく調子が悪く、中山君の調子が上がっていた時期があった。最近、佑都を代表で見ていると活躍してくれている。右でも左でもどこでもレベルの高いパフォーマンスを見せてくれている。やっぱり佑都の経験は必要です。この代表には。麻也とか佑都ととかはやっぱり欠かせない選手なのかなと思いますね」

「三笘選手の方が現段階では上」

MFの先発は遠藤航(29)、田中碧(24)を確定とし、自身の中では鎌田大地(26)を先発で起用してみたいとの思いがあるものの森保一監督(54)は守田英正(27)を起用すると予想した。

FWは伊東純也(29)を右ウイングとし、左ウイングは南野拓実(27)ではなく三笘薫(25)を先発起用するよう提言。そして大迫の代役として古橋亨梧(27)を指名した。

左ウイングの起用法について闘莉王氏は「ここは思い切ってやってほしいです」と森保監督に呼び掛け、「南野が全然調子が上がらない。調子があまりにも悪すぎる」と指摘した。

さらに「何回も言っているが、日本代表は調子を上げる場所じゃないです。自分のクラブで調子を上げてください。パフォーマンスをレベルアップさせてください。僕はそういう考えです。三笘選手を左で使うべきだと思います」と主張した。

闘莉王氏は最近の日本代表での両者のプレーを比較し、南野よりも三笘のプレーがチームに貢献していると指摘。唯一の不安点は三笘が所属チーム(イングランド・プレミアリーグ・ブライトン)であまり出場機会に恵まれていないことを挙げた。

闘莉王氏は「三笘選手を使うことによって、(出場の)時間を増やすことによって仕掛けもそうですし、攻撃の起点となってくれる」と評価する一方で、「最近の試合を見ると、南野選手をいくら使っても調子が上がらない。起点にもなれない。そういうことを考えた上で三笘選手の方が現段階では上」との見解を示した。