UEFAチャンピオンズリーグのグループステージ第2節でセルティックはシャフタール・ドネツクと対戦。1点を先制したセルティックだが、前半のうちに追いつかれて1-1のドローで終了した。この試合でゴールネットを揺らすものの、“幻”となってしまったのが旗手怜央である。

シャフタール戦で[4-2-3-1]のボランチとして先発出場した旗手は、10分にいきなり得点に絡む。後方からのロングボールでカウンターを仕掛けると、セアド・ハクサバノビッチがペナルティエリア内へと進入して旗手へパスを送る。旗手のシュートが相手DFに当たりながら先制点を奪った。

旗手のCL初得点が飛び出したかに思われたが、相手DFに当たったところでオウンゴールと記録されてしまう。それでも積極的な攻撃参加とミドルシュートでゴールネットを揺らし、セルティックの勝点獲得に貢献した旗手。英『DailyExpress』のウィル・ランカスター記者は自身のTwitterにて、「旗手は近年のサッカー界で最大の掘り出し物として語られるに違いない。130万ポンドで彼を獲得したセルティックは素晴らしい発見をした。彼の能力ならプレミアリーグで2500万ポンド(約40億円)の価値があるだろう」と投稿。旗手を称賛している。

昨季川崎フロンターレからセルティックに加入し、主力の座をつかんでいる同選手。チームメイトの古橋亨梧らとともに切磋琢磨して成長を続ける男は、スコットランドでも高い評価を得ているようだ。日本代表にも選出され、自身の価値を高める旗手に対し、今後プレミアのクラブが目を光らせる可能性も十分にあるだろう。