今季もCLが開幕した。7日と8日の2日間で計16試合が行われ、グループステージ第1節が消化された。14日と15日には第2節が予定されており、厳しい過密日程の中でトップクラブ同士が対戦する。

この第1節で輝きを放ったのはパリ・サンジェルマンのキリアン・ムバッペとマンチェスター・シティのアーリング・ハーランドだ。2人の若者は2ゴールずつ得点を挙げ、PSGはユヴェントスを、シティはセビージャを破った。

英『talk SPORT』によるとムバッペはこの2ゴールでCLでの通算ゴール数が35に到達したという。現PSGのリオネル・メッシが35ゴールに達した23歳と307日よりも早い23歳と260日での35ゴール達成であり、ムバッペがメッシの記録を破った。

ハーランドは20試合で25ゴールを決め、これはCL史上最速の記録となったようだ。しかもレッドブル・ザルツブルク、ボルシア・ドルトムント、シティとそれぞれのCLデビュー戦でゴールを奪っており、決定力の高さを見せつけている。

ハーランドは7月に22歳になったばかりで、前述したムバッペの記録を更新する可能性は十分に考えられる。記録達成まで残り10ゴール必要で、シティの成績次第では今大会でムバッペの新記録を破ることもあるだろう。

同紙ではメッシとクリスティアーノ・ロナウドの時代が終わり、これからはムバッペとハーランドの2人が時代をけん引する存在になると主張する。

確かに現状の勢いであれば新時代の2人が上回る。メッシはまだしもロナウドはマンチェスター・ユナイテッドでの立場も怪しく、CLにも出場していない。30代後半という年齢も考慮する必要はあるが、ようやく彼らに代わるスターが台頭してきた。

バルセロナのメッシとレアル・マドリードのロナウドがCLで得点を量産したように、PSGのムバッペとシティのハーランドも競うようにゴールを決め続けるだろう。両者ともに20代前半と若く、怪我なくメッシやロナウドのように長く第一線をけん引するスタープレイヤーになることを期待したい。