自身8年ぶりとなる来日公演を2022年9月3日、4日にベルーナドーム(埼玉県所沢市)で開催した米歌手のレディー・ガガさん(36)。終演後に見せたファンサービスの様子がツイッター上で拡散され、称賛の声が広がっている。

土砂降りの中で最寄り駅へと向かうファンの前に、ガガさんは傘も差さず衣装のまま登場。手を振りながら、帰路につくファンを見送った。この様子を撮影していた投稿者は「本当に心から感動しました」と喜びを語った。

「嘘でしょ!?」「ガガ様!」現場騒然

ガガさんは08年にデビュー。奇抜な衣装と力強いパフォーマンスで一躍世界的スターとなった。親日家としても知られ、11年3月11日に発生した東日本大震災では、自身がデザインしたブレスレットの販売収益を寄付。また、自身が口づけしたティーカップをチャリティオークションに出品するなど、復興を支援した。

ガガさんは14年以来8年ぶりとなる来日公演を、22年9月3日と4日に開催。そうした中、2日間のライブを終えた直後、ファンが撮影していたある動画がツイッター上で話題を呼んでいる。

大粒の雨が降りしきる中、最寄り駅へと向かうファンたちの前に、ガガさんは傘も差さず黒い衣装のまま登場。「嘘でしょ!?」「ガガ様!ガガ様!」と現場が騒然とする中、ガガさんは何度も手を振り、声援を受けながら去っていった。

この投稿にツイッター上では「素敵」「泣いちゃう」「ファンサービスがすごすぎる」「私ならその場で倒れる」とガガさんを称える声が相次ぎ、ツイートは2万6000いいねを超える反響を集めた。

ガガさんの日本版公式ツイッターも、終演後の様子を撮影したファンの投稿をリツイートで紹介している。

「とにかく周囲は大興奮です」

J-CASTニュースは5日、動画を投稿したFuさん(@fuuuwind25)に話を聞いた。Fuさんによると、動画の出来事は終演からおよそ5分後のこと。当時の状況をこう振り返る。

「外は強い雨だったため、自分等も含めみなさん大急ぎで『駅に駆け足』の状態でしたが、ガガさんと同じ衣装を着た女性が突然現れ雨空に向かって手を伸ばしているのを見て『えっ?あれ本物??』と最初はザワザワしてましたが、直ぐに本物のガガさんだと分かり、悲鳴にも似た歓声が上がりました。手を振って近寄って来てくれたガガさんに周囲は大興奮で沢山のファンが押し寄せ、『大好き!』『ガガ愛してる!』と思いを伝える方も居ました。とにかく周囲は大興奮です」

Fuさんは「ガガさんはファンをとても愛し大切にしてくれる方なのは有名な話ですが、まさかこうやって雨の中出てきて手を振ってくれるなんて予想もして無かった事だったので、本当に心から感動しました。ライブ中も何度も何度も『愛してますトウキョー、愛してますジャパン』と言ってくれたその気持ちが伝わりました。日本を愛してくれて、来てくれてありがとうという気持ちでいっぱいです」と喜びを語った。