シェービングに除毛クリーム、あるいはレーザー脱毛など、様々な手入れ方法がある毛の処理(もちろん、お手入れをしないという選択肢も!)。「ブラジリアンワックス」と呼ばれるワックス脱毛も、サロンで気軽に施術を受けられる方法のひとつ。
そこで本記事では、定期的にブラジリアンワックスの施術をすると女性器周辺にどんな変化が起こるのかなど、素朴疑問に、脱毛ワックス製品メーカー「ハーレーワックス」のスタッフであるケリー・ラキティさんが解説します。
【INDEX】
ブラジリアンワックスとは?
ブラジリアンワックスのメリット
角質除去の役割を果たしてくれる
VIOゾーンに生える毛が細くなることがある
ブラジリアンワックスの副作用
VIOゾーンが赤くなることがある
VIOゾーンが炎症を起こすことがある
デリケートゾーンが熱をともなうことがある
ブラジリアンワックスの副作用を防ぐ方法
ブラジリアンワックスとは?
デリケートゾーン(膣口と外陰部)の幅広い脱毛を目的とするブラジリアンワックスには、いくつかの種類があります。
たとえば、女性器の両脇の毛を整えるスタイル(一部を除くアンダーヘアをほぼすべて脱毛し、センターにラインのように毛を残す方法など)や、アンダーヘアをすべて処理するハイジニーナ(無毛)脱毛も。
ブラジリアンワックスのメリット
角質除去の役割を果たしてくれる
処理後は毛がないため、肌がすべすべするだけでなく、ワックスそのものが角質除去の役割を果たしてくれるのだそう
「エクスフォリエーション(角質除去)、つまり肌の表面から角質を取り除く作用は、ワックス剤にもとから備わっている副作用。結果的に、肌の修復プロセスに好都合と言えるんです」
VIOゾーンに生える毛が細くなることがある
ワックステープだけを使っても、毛穴はなかなか消えないもの。でも長期の施術をすべて終えた場合は、生えてきた毛が自然と細くなることがあるのだとか。
「施術をすると、長い間アンダーヘアなしで過ごすことになり、その結果として毛が細くなるのです。皮膚やその周辺にダメージを与えることはないですが、数年は新しく生えてくる毛がより細くなる可能性があります」
ブラジリアンワックスの副作用
VIOゾーンが赤くなることがある
ブラジリアンワックス経験者であれば、皮膚の紅斑(発疹)や赤みは想定の範囲内と思える症状かも。ケリーさんいわく、これは肌に直接害が生じる兆候ではないとのこと
「赤みは治まりますし、アフターケア用のローションやジェルを使えば、最小限に抑えられます」
アフターケア用製品に使われている成分は次の通り。
アロエベラ
ティーツリー
ラベンダーオイル
アズレン(カモミールの精油に含まれる成分)
これらはすべて、デリケートゾーンの鎮静化と赤みを抑える目的で配合されているそう。
VIOゾーンが炎症を起こすことがある
皮膚の下で成長してしまう、埋もれ毛(埋没毛)が起こることも。
けれど、「施術士がきちんとケアをし、あなた自身もアフターケアを怠らなければ、埋没毛を防ぐ助けになります。ほとんどのワックス専門サロンでも、脱毛前にはプレケア用のオイルを塗布して、ワックス剤が極力皮膚につかないようにしています」とケリーさん。
「施術後は最大48時間、熱や発汗、摩擦をともなうものは厳禁です。スキニージーンズやタイトな服装は特に避けたほうがいいですね。それから、ついなめらかな手触りを確認したくなりがちですが、手で触るのもNGです」
炎症が悪化しないよう、この間は香料や着色料が添加された製品の使用も避けたほうが良いとのアドバイスも。
デリケートゾーンが熱をともなうことがある
「ブラジリアンワックスは、専門のホットワックスやフィルムワックスを使うことをおすすめします。この2つは、脱毛箇所の毛に特にしっかりとワックス剤が付着するように作られているのです」
そのため、施術中はデリケートゾーン周辺が熱を持ち、汗ばむこともあるかもしれないのだとか。ですがこれもあまり心配することではないよう。ケリーさんによれば、熱が施術に悪影響をもたらすことはなく、処理が終わればすぐに熱も冷めていくとのこと。
ブラジリアンワックスの副作用を防ぐ方法
副作用を防ぐ方法はいたってシンプル。下記のケリーさんのアドバイスを参考にしましょう。
脱毛前
ビキニラインの角質を除去する
陰毛の処理をする(毛が短いほど、脱毛時の痛みが減るため)
水分をたくさん摂る
サロンの施術士が、プレケア用オイルを使ったかをチェックする
脱毛時
深呼吸する
できるだけリラックスする
脱毛後
サロンの施術士が、アフターケア用の適切なジェルを使ったかをチェックする
最低24時間は、肌を刺激するような運動や活動を避ける
最低24時間は、熱いシャワーも避ける
埋もれ毛を防ぐため、角質ケアを続ける
体にフィットするジーンズやパンツを履かない
※この翻訳は、抄訳です。Translation: Mari Watanabe(Office Miyazaki Inc.)COSMOPOLITAN UK
外部リンクコスモポリタン