辛い出来事に苦しんでいる時、心無い言葉をかけられたら誰しも許すことはできないだろう。流産のショックで家から出られなくなったという30代前半の女性(茨城県/医療・福祉・介護/年収250万円)は、励ましに訪れた友人から衝撃的な一言があったという。(文:永本かおり)

キャリコネニュースでは「友人に言われてショックだったこと」をテーマにアンケートを行っています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/EU3H1PFB

「心配。少しでも元気になってくれれば」

女性は「去年、心拍が確認できた次の日に事故で流産」してしまった。

「落ち込んで家から出られなくなった私のところに事情を知る友人が『心配。少しでも元気になってくれれば』と遊びに来てくれた」

心配して来てくれた友人の気持ちに対して、「辛かったけどずっと暗い顔でいるわけにもいかないので笑顔で対応していた」という。すると友人は

「なんだか平気そうだね。てか流産? 私も生理不順でたまに塊と一緒に大出血するから痛くて悲しい気持ちはわかるわ〜。あとお酒飲めるようになってよかったじゃん!」

と無神経な言葉を口にした。これを聞いた女性は「頭が真っ白に」なったという。心音まで確認していた命を失った女性にとって、重い生理の辛さと流産を同じに扱われてはたまらないだろう。ましてや、子どもと引き換えにお酒が飲めて嬉しいはずもない。女性は

「励ますつもりで言ってくれたのかもしれないけど許すことができず、追い出してしまった」

と、悲しみを隠せない様子で綴っていた。